2020年7月4日経営者とスタッフの【絶妙な関係】を探る
こんばんは。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■昨日はかなり久しぶりに
顧問のお客様と夕食をご一緒しました。
ここ最近、顧問のお客様と
なかなか直接お会いできること自体が
なかったのですが、
やはりリアルな対面というものは
良いものですね。
その夕食の中で、お話は給料のことに。
このコロナ騒動の中、
スタッフに給料の支払いが出ることって
かなりのプレッシャーですよね、
とのことでした。
確かに、
この先どうなるかすらわからない中で、
否応なく出て行く給料。
経営者としての気持ちとしては、
本当に不安なものです。
今日はそんなことから
話を続けていきたいと思います。
■雇用をするにあたり、
特に正社員については、
基本的に経営の状況にかかわらず、
毎月同じように給料が出ていく
ことになります。
経営者が想定している時間の範囲内で
そのスタッフに任せる業務が
終われば良いのですが、
場合によっては、
どうしても終わり切れないこと
もあるでしょう。
それは当然のことであり、
そのスタッフの
技量や、
性格や、
慎重や、
責任感や、
…その他いろいろな要素があっての
スタッフの仕事となるわけで、
それはなかなかコントロールが
難しいものですよね。
■経営者の気持ちとして、
スタッフの福利厚生的な部分…
つまり経営における所定の労働時間を
守ることや、
スタッフのプライベートの時間を
侵食しないこと。
その一方で、経営として大切なことは、
【スタッフにも経営者と同じ想いを
持ってもらうこと】
ではないでしょうか。
とは言え、
スタッフは(通常の場合)
経営者の経験がないため、
よく経営者が口にする
『経営者の気持ちになって考えろ!』
などということは、
私はご法度であると思っています。
だって、経営者じゃないんですから…(汗)。
わかんないですよね、そんなの。
とは言うものの、
やはり経営の全体としての航海図は
スタッフにも共有してもらいたいものであり、
そのバランスがすごく難しいんですよね。
■場合によっては、
スタッフにもそれ相応の努力をして
もらわないといけないわけですし、
それはもしかすると、
勤務時間内に終わらないかもしれず、
経営の想いを共有するため、
限られた勤務時間ではおさまりきれず、
陰でがんばってもらう必要が
あるかもしれません。
そういった想いを持ちながら、
労働者を守るという立場も併せ持つ
経営者としては、
なるべくスタッフに負担をかけないようにと
声かけをする。
その結果、スタッフとしては
(誤解を恐れずに言うならば)
それに甘んじてしまい、
それ相応の努力をしなくなってしまう
という状況が
(スタッフの意識があるかにかかわらず)
あるものです。
■昨日はそういったお話があり、
これは本当に経営者としての
重要テーマだなぁと思った次第。
昨日はそんな話の中で、
本当に労使の関係というものを
考えさせられました。
適切に、そして適度に、
そういったバランスを保っていく努力
をしていかないといけないんでしょうね。
スタッフに対し、厳しすぎず、甘すぎず…
かつ、しっかりと(良い意味で)
対等に話をすることができる関係。
理想を言うとキリがありませんが、
でき得る限りの最善策を取り、
経営を進めていきたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営の理想は、『スタッフと想いを真に
共有する』こと。
・とは言え、スタッフに経営者の考えを
強要するのは極めて酷である。
・労使との適切なバランスを、そのスタッフ
個々の特性などを見定めつつ、しっかりと
探っていくべし。
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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。