2021年9月23日今こそ考えたい【真の営業】とは
■ここ最近は、
リアルの交流会が少なくなってきたため、
新たな出会いが少なくなってまいりましたが、
私自身開業当初は相当数の交流会などに参加してきました。
その中でいろいろな業種の方とお会いしてきたわけですが、
やはり税理士と業務が近い分野として
『生命保険』や『資産運用』などといった業界の方と
ご縁をいただくことが多くありました。
その他にも助成金や補助金の申請業務、融資の取り付け業務など…
そういった金融関係の分野において
やはり繋がりが多くなってくるんですね。
■その中で、
その名刺交換後は、私にとっては相当大変な
営業攻撃(?)に遭っていました(汗)。
私は開業当初、経営者としては素人中の素人でしたので、
その営業が単に「迷惑だな…」と思っていたものですが、
現在においては、
「何とももったいない営業の仕方だよな…」
と客観視してしまうことがあります。
少なからぬそういった営業の場合、
【ターゲットを私自身に絞り込んでいる】
状況なんですね。
■どういうことかと言えば、
【私自身を一人の新規顧客と見て営業をしている】
という状況。
もちろんそれはそれで営業としては良いのでしょうが、
税理士という職業は、経営者との繋がりも多いものなので、
【もしその税理士を通じて経営者との
縁ができるとしたらどうだろう】
と考えはしないでしょうか。
そうなると、私を『新規顧客』と考えるのではなく、
どちらかと言えば『パートナー』的な存在として考え、
【何かしらそのパートナーとして
経営者の方を紹介してもらえないだろうか】
という思考の方が得策であるように
思ってならないわけです。
そうなると、ごまんといるそういった業界の営業パーソンの中で
自分を選んでもらうためには、
【何としてでも相手に自分の存在を覚えてもらう】
ということが必要なのではないでしょうか。
■少し角度を変えてみるのですが、
往々にして営業をして来られる方は、
【自社の商品やサービスを全力でアピール】
されてきます。
まぁ、営業ですので当然と言えば当然かも
しれないのですが、本当にそうでしょうか。
【そもそも何の興味もない…というより
当人にとって何の認知もない人からのそういった営業的なアプローチにより、
本当に興味が湧くのか】
ということだと思うんです。
往々にして、決してそうではなく、
むしろ嫌悪感に変わってしまうのではないでしょうか…
■逆に、
もし営業の方が、商品やサービスのことをあえて話さずに、
もっと人間味のある視点で、
対『人』としてその情報のやりとりを試みられたとしたらどうでしょうか
ということなんですね。
人同士の初対面の『何気ない会話』というか…そんなところ。
商売の基本はやはり
【人と人】
であり、その大前提に立った際に、
【第一に商品やサービスを猛烈にアピールする】
という姿勢自体が誤っているような気がしてなりません。
もちろん、
【マーケティングや集客などのことを学び、
それ相応の表現によって相手の興味を引く】
ということも考えられるわけですが、
そのような営業は全体の数%ではないかと思っているところ。
そのような営業に触れるたび、
「何とももったいないな…」
と思ってしまうというところです。
■念のため申し添えておきますが、
この記事を読まれたからといって、
猛烈に人間味のある営業をされたとしても、
私は対応しかねますので、ご容赦を(滝汗)…
上記のことは私が感じている感情として
書かせていただいたことであり、
何かしらの参考になればと思った
までのことです(同滝汗)。
■『営業』という簡単な一言でも、
その解釈は本当に十人十色であるように感じます。
まずは
【対人間同士としての付き合い】
からスタートしていくのが、
我々微粒子起業家としての姿勢であった方が
良いのかな、という気がするところです(^^)。
■大切なのは
【相手の立場に立って考える】
ということ。
もしあなたが相手の立場に立って考えた際に、
不快な思いをするのはどんなことでしょうか。
また逆に、好感度が持てるような対応とは
どんなものでしょうか。
そういった体位を入れ替えて、
(幽体離脱のごとく、極力相手の方に
なりきった状態で、)
『相手の立場に立って』考えることにより、
思いもよらぬ営業の仕方が見えてくるのかもしれませんね(^^)。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・営業に触れるにあたり、
「何とももったいないな…」
と感じてしまうことが少なからずあるもの。
・『営業』のその先に
【どういった未来が展開し、その未来の実現のためには、
どのように見込み客にアプローチしていくか】
と考えることは極めて重要であると言える。
そのように考えると、
第一に商品やサービスのアピールをする
という選択肢は取りにくくなるもの
ではないだろうか。
・商売の基本は、
【相手の立場に立って物事を考える】
ということ。
言葉にすると簡単ではあるものの、イメージとして、
【相手と体位を入れ替えて、しっかりと自分自身が
相手になったとしたところで考える】
という姿勢により、
思わぬ突破口が見えてくることが多少なりともあるものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。