2021年10月22日時間がないからこそ将来に杭を打つべし
■顧問のお客様や、 コンサルティングのお客様からの 相談に乗らせていただく中で、 往々にして話題に上がってくるのが、 【時間が足りない】 ということ。 以前の記事の中でも 再三書かせていただいているように、 【経営者の仕事は 経営についての思索をすること】 であり、 『時間が足りない』という状況は 何としても改善したい というものです。 ■とは言え、 業容が拡大してくると そうも言ってられず、 開業当初の状況のまま 経営者かつプレイヤーとして動いていると、 どうしても現場の仕事が増えていく 一方ですので、 【必然的に時間はなくなってくる】 というものですよね。 理想を言えば、 【このような状況になる以前に、 何らかの対策を打っておくべきだった】 と言えるでしょう。 しかしながらそのような 過去を振り返っても仕方ないため、 【現在できることに全力を尽くしていく】 ということが必要かと思います。 ■その中で大切なのが、 やはり 【目標設定である】 のではないかと思っている次第。 結局のところ、 【何のためにその事業をしているのか】 といったことや、 【将来どのようにゴールを設定し、 それに近づくためには この今瞬間に何をしないといけないか】 ということをタイムリーに考えておく ということが必要であるように思います。 ■特に、 私のようなコンサルティングを している状況であれば、 コンサルティングの性質上自分自身が 動いていかなければならないため、 必然的にそのお客様が増えるとともに その自らの労働力も比例的に 増えていくことになり、 【その限界点はあっという間に来る】 というもの。 そうなった際に、 より利益を上げたいのであれば、 より高い付加価値を提供するとともに 【値上げをする】 ということも有用かもしれません。 ■しかしながら、 そもそものゴールは どこにあるのでしょうか。 そのゴール設定の際に、 仮に自分自身のやっている コンサルティングを、 自分の代で終わらせるのではなく、 後継者にも伝えて そのコンサルティングの手法をもって 社会貢献をしたい というような状況であれば、当然 【後継者の育成】 も必要でしょうし、 「その育成のためには」と考えると、 【それにふさわしい人材の確保】 が必要でしょう。 そしてその『人材の確保』のためには、 場合によっては 【金融機関の融資を調達すること】 も必要かもしれません。 ■大切なのは、 【目標をどこにおいているか】 ということなんですね。 目標のないまま船を漕いだとしても、 単にその迫りくる波にさらされて、 波に抗えずに右往左往するという ものではないでしょうか。 これは本当に私自身が 痛感していることなのですが、 事実として 【限界点はあっという間にやってくる】 というもの。 正直私自身、限界点を迎えている 状況でもある一方(汗)、 やはり経営者として 【考え続ける時間を持ちたい】 ということ、 そして顧問のお客様や コンサルティングのお客様に対し 【最大限の価値を提供したい】 という想いが強いため、 スタッフにその税務会計の研修をし、 現在スタッフの技術がモリモリと ついているような感覚です。 (実際のところかなりの研修時間を 割いています。) ■そして 私が開業当初から構想していた 【雇用により人と人との縁を繋ぎ、 その縁により事務所でチームを作る】 ということ。
これが、開業5年目にして試行錯誤の末、 ようやく形になってきたな という感覚を強くしています。 ここに来てようやく、 自らの『QOL』と『仕事』とが 一致してきたような感じなんですね。 これもひとえに 【目標があってのこと】 と言えるわけで、 目標設定をしていない状況では、 現在においても自分一人で ただひたすら仕事をしていたのでは ないかというように思います。 現在において私の時間が足りない のは事実なのですが、 従来のように 【作業に追われて足りない】 というよりは、 スタッフの研修や、 事務所の効率化を考える時間を 最大限使っているため、 そのような面で時間が足りない といった感覚。 ■いずれにせよ、 やはり時間はどうしても 足りなくなってしまうものなんですね… そのような状況だとなおのこと、 将来の『目標設定』をしっかりし、 【この瞬間何をすべきか】 ということをまず考え、 【その考えた先に最短距離で辿りつくことが できるべく、行動に移していく】 ということが何より大切であるように 思ってなりません。 しっかりと経営において、 そして人生においても 【目標設定】 をし、その目標に全力で近づくべく、 毎日最大限の努力をしていきたいものです。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・開業当初は経営者である自分一人で 何とかやってこれるものの、 時を経て業容が拡大してきた際には、 【その限界点はあっという間に来る】 というもの。 ・【その限界点を迎える前に、 何らかの対策を打っておく】 ということは極めて重要であると言える。 そのためには その都度適切な【目標設定】をし、 その目標を見返すことにより、 その目標を念頭においた際、 【今この瞬間に何をすべきか】 ということを常に考え、 経営に取り組んでいくことが 何より重要であるのではないだろうか。 ・目標設定のない経営は、 『目的地のない航海』と同じようなもので、 【時に遭難する】 というリスクが内包されていると言える。 しっかりとその時々で 適切な【目標設定】をし、 しっかりと目的地を見据えた 経営のコントロールをしていきたい ものである。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。