2021年11月1日経営の失敗から考える【人との良質な関係】とは
■開業して5年目となり、
「これまで本当にいろいろな
経験をしてきたなぁ」
と思う次第。
私は幸いにも、
開業前にメンターに恵まれ、
その開業前から着々と
準備を進めていたため、
そこまで致命的にはならなかったのですが、
開業当初から1年半ほどの間は、
かなり辛い状況が続いていました。
■開業当初は、
以前の記事でも
書かせていただいたように、
初っ端からだまされてしまい、
世知辛い世の中を痛感することに。
その後、いろいろな人との
ご縁をいただく中で、
やはり私が未熟であるばかりに、
【仕事だけにかかわらず、
多方面でだまされてきた(滝汗)』
という経緯があります。
しかしながら、そういった
一見マイナスとも言える経験の中で、
【人の本質】
ということを考える
きっかけをいただくことができましたし、
何より、そういった経験を通じて、
【本当の愛のある人とのご縁】
も多くいただいてきました。
結局のところ蓋を開くと、
【人生も経営も人とのご縁の連続だな】
と思わされているところです。
そのように考えると、
必然的に人生をうまく活かせよう
とするためには、
【良質な人間関係】
が必須ではないかと思う次第。
■そんな中、
『ビジョナリー・カンパニーZERO』
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%BCZERO-%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%BF%E5%87%BA%E3%81%97%E3%80%81%E5%81%89%E5%A4%A7%E3%81%A7%E6%B0%B8%E7%B6%9A%E7%9A%84%E3%81%AA%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B-%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BA/dp/4296000322/ref=sr_1_1?dchild=1&keywords=%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%BCzero&qid=1635712187&s=books&sprefix=%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%BC%2Cstripbooks%2C317&sr=1-1
という書籍の中で語られている内容として、
その主人公が師匠に対し、
「素晴らしい人間関係を見分ける
方法はあるのですか?」
と問いたところ、
その師匠はこう答えます。
「二人にこの関係で
『どちらの方が得をしているのか』
と聞いて、両方が【自分】と答えるかどうか」
だと。
結局のところ、両方が何かを
得ようとするためではなく、
【相手に対して
自分の持っているものを捧げることにより、
その関係が作られる】
ということなんですね。
そうなると上述したように、
【両方が「自分の方が得をしている」
という感覚になる】
わけです。
■これは、
私自身も大きく納得したところであり、
大抵の場合、自分の利益や
相手の利益のどちらか一方を
考えがちなのですが、
そうではなく、
【相手も自分も利益がある状況】
こそが大切で、それが上述した
【双方が「自分の方が得をしている」】
と答えている状況ではないか
と思う次第です。
■ただ、
このような状況を望みながら
行動するのはなかなか難しいもの
であるため、
原則としての行動としては、やはり
【相手に自分の持っているものを
捧げていく】
という思考の方が
良いのではないでしょうか。
『ギブ&テイク』で言えば
『テイク』でなく
【ギブ、ギブ・・・】
の気持ちで連続して与える行動を
していくことにより、
そういった良質な人間関係が
築けるのではないか
と思うんですね。
■最近になって、
緊急事態宣言が終わり、
お客様ともリアルでお会いする
機会が増えているのですが、
【税理士やコンサルタントとして
お客様にお会いする】
という枠を超えて、
【純粋にこの人と会えて嬉しい】
という気持ちが強くなっていることに
最近気が付きました。
従来からそのような気持ちは
強かったのですが、
ここ最近はさらにそういった
感情が動いているな
と思うところなのです。
そして、心底本音で経営のお話を
聞かせていただけることで、
私自身もその人自身が大好きなので、
大きくそのお話に共感し、
その対話の結果、相手の方が
何かしら抱えている問題の解決策に
気付くような状況が
導かれるとするならば、
それは私にとっての至福の時である
とも言えます。
■冒頭に戻りますが、
結局のところ人生はこういった
【人と人とのご縁の連続】
であり、
【良質なご縁を築いていく】
ということが大切。
そして、その良質なご縁を
築いていくためには、
【何かしら自分の持っているものを
相手に捧げ続ける】
ということ。
これこそが、人と人とのご縁を
育んでいくものであり、
金銭的なものに勝るものではないか
と思うんですね。
■どうしても、
『目先の利益』を追ってしまいがち
なのですが、
先日も書かせていただいた通り、
ドラッカー曰く、
【事業の目的は顧客を創造することである】
ということから考えると、
利益はその真逆のところにあり、
やはりまだ見ぬ顧客の想定され得る
『不』を取り除くことに意識を向けて、
実際にその『不』を解消していく
ことこそが重要で、
【そういった積み重ねが結果として
『利益』として返ってくる】
というものなんでしょうね。
順調に進めていない時ほど、
こういった原点にかえって
経営を考えていきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・人生も経営も、
【人とのご縁の連続で成り立っている】
と言えるものである。
・『ビジョナリー・カンパニーZERO』
で述べられているように、
【良い人間関係は、
双方が「自分の方が得をしている」
と思える状態】。
・結局のところ、人から利益を得よう、
何かを得ようというものではなく、
【自分の持っているものを
相手に捧げること】
により、相手の信用も高まり、
それが上述した【良質な人間関係】
に繋がっていくのではないだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。