2021年11月9日「90歳」の現役インストラクターから学ぶ人生や経営の在り方
■「もうそこそこの年齢になってきたので…」
「20代の頃にスタートしていればなぁ…」
よくコンサルティングや
経営の相談に乗らせていただく中で、
このような言葉を耳にすることがあります。
これは、
【年齢によってその進もうとしている道が
成功するかどうかが決まってくる】
といった考え方。
どうしても年齢が進んでいくと、
体力も低下してきますし、
記憶力も低下してくるもの。
かく言う私も、
20歳で税理士試験を志し、
合格したのは33歳。
確かに、年々記憶力が低下してきており、
『大きな不安に襲われた』
ということも少なからずありました。
■事実としてお伝えしたいのが、
【たとえ高齢であっても、
その道を極めている人がいらっしゃる】
ということ。
例として『90歳』で現役の
フィットネスインストラクターである
『瀧島未香さん』がいらっしゃいます。
https://media.lifull.com/stories/20210810154/
瀧島さんは、
65歳でジムに通いだしたことを契機として
なんと
『87歳で』フィットネスインストラクター
になったとのこと。
常識ではなかなか考えられないような
ことではないでしょうか。
■そして、
我々が日本史などで学んできた
地図を作ったことで有名な
『伊能忠敬』に関しては、
50歳で幼少期からの夢であった
天文学の道を進むと決め、
【55歳から実際の測量をスタートした】
とのことです。
当時の測量というのは
『実際に日本中を歩いて回り、
その歩数などにより
実際の距離を測定していく』
という実に過酷なものだったんですね。
そんな中、途中信頼している人が
亡くなってしまったり、
伊能忠敬自らも相当過酷な状況下で
健康状態が悪化し、
測量がかなり困難になった
という状況があったとのこと。
■しかしながら、そういった苦難を乗り越え、
最終的には、
【71歳の頃に4万キロほど歩いて
その測量を達成した】
とのことです。
55歳からチャレンジですので、
相当な長期間に渡り、
なおかつ『江戸時代当時の71歳』ですので、
現代にするとなかなかの高齢なのでは
ないでしょうか。
【そのような快挙を成し遂げた
歴史上の人物もいる】
ということなんですよね。
その後、伊能忠敬は73歳で
亡くなったそうなのですが、
その地図の作成を引き継いだ弟子たちは、
忠敬の遺志を継いで日本地図を完成させた
と言われています。
■そのような事実がある中で、
【年齢を言い訳にしてしまう】
ということ自体が
実はナンセンスなのかもしれません。
かく言う私も、上述したように
30歳を迎えた頃から
だんだんと記憶力が低下してきて、
年齢を言い訳にしそうになったことも
度々ありました。
しかしながら、こういった
現役で頑張られている
一般的には『高齢』と考えられている方や、
伊能忠敬のような歴史上の人物の
お話に触れると、
「そうも言ってられないな」
という気持ちになりますよね。
■また、
年齢を言い訳にしてしまうと、
その瞬間にその道へのチャレンジが
終わってしまうようにも感じます。
そうではなく、
【今この瞬間こそが最も若い時間】
であり、
【まだ〇〇歳なんだからやってみよう!】
という心持ちで人生も経営も
前向きに捉えていった方が、
圧倒的に意欲も生まれますし、
そのエネルギーも加わり、
さらに大きな力となって前に進むことが
できるのではないでしょうか。
また、そんな方の波動はすごく心地良く、
人間関係も好転してくるようにも
感じますね(^^)。
■どうしても、
経営者は孤独な存在であるため、
こういった
【外部の情報に触れる】
ということが少なくなって
しまいがちなのですが、
事実として、
【自分の常識を覆すようなことが
起こっている】
ということは知っておきたいものだなぁ
と思う次第です。
【今が一番若く、そして今の時間は
永遠に戻ってくることはない】。
そのように考えた際に、
あなたは今この瞬間、
どのようなことをされるでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・よく『年齢』を言い訳にして
挑戦をストップしてしまうものであるが、
過去の偉人や、現在の第一線で
活躍されている高齢の方を見ていると、
【それは言い訳に過ぎない】
ものであるように考えられるものである。
・【今より若い時はない】
ということを念頭において考えると、
『若い今だからこそ』やれることは
数多くあるもの。
決して年齢を言い訳にするのではなく、
逆に『この年齢だからこそ』
という視点で、
経営と人生を前向きに
捉えていってはどうだろうか。
・精神面でもそういった
前向きな気持ちになると
それが表情にも出るし、
【その前向きな感情が
周りの人たちにも伝播し、
周りの人間関係も良い状況になってくる】
というもの。
・「今が一番若いからこそ…(!)」。
そのような気持ちを前面に、
日々目標を見据えながら、
行動していきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。