2022年1月15日意外と軽視できない業務の【ダブルチェック】について
昨日は41歳の誕生日でした。
仕事に追われる中ではありますが、
ほんの少しの時間だけ、
家族にお祝いをしてもらい、
精神の充電ができました(笑)。
まだまだ仕事の量は半端ないのですが、
引き続き身を粉にして
頑張ってまいります(!)。
■先日の記事の中で、
『経営者の不正に対し
従業員が不信感を抱いてしまう』
というような記事を
書かせていただきました。
https://muratax.com/2022/01/13/4802/
今日もそのことに続けます。
■業容が拡大し、
従業員の数が増え出すと、
【十人十色の人間模様のある
会社になってくる】
というもの。
その中で、まさに
『十人十色』と言われるように、
【一人ひとりの個性や性格があって、
その長所や短所が織り交ざり合いながら、
その組織が形成されていく】
というものでしょう。
■そんな中で、
経営者として気を付けたいのが、
【従業員同士の対立】
について。
よく聞くお話としては、
【Aさんができることを
Bさんができないため、
Aさんがそれに対して
苛立ちを感じている】
だとか、
【会社の備品やお金が
何かしらの事情により紛失した場合や
合わなくなった場合、
従業員が他の従業員を疑う】
だとか…
そのようなことです。
■しかしながら、
それは『単なる思い込み』に過ぎない
ことが。
…とは言え、その思い込みが
『思い込みである』
ということに気付きもせずに、
【そのまま時間が経過し、
従業員同士が不信感に包まれてしまう】
ということが多少なりとも
あるのではないかと思います。
特に、上述したような
【備品や現金の紛失や不一致】
といったことに関しては、
【経営者側でそうならないような
仕組み作りをすること】
が大切であると言えるでしょう。
■例えば、
ペン一つ使うにしても、
そのペンの在庫表をしっかりと作成し、
そのペンを使う人が
他の従業員にその許可を得て、
在庫表にサインし、
【誰が持ち出したか
ということを明確にする】
ということ。
そのことにより、少なくとも
二人の相互チェックが働くわけですし、
【ペンを使う従業員も
他の従業員に確認してもらうことが
できているため、安心できる】
というものではないでしょうか。
■これが、
『自分の判断で在庫帳にチェックをし、
ペンを使う』
などという状況であれば、
(それでも何もしていないよりは
良いのですが…)
【他人の目が入らないため、
そのことからあらぬ疑いに発展する】
こともあるというもの。
特に『現金』に関しては、
【通常考えられないような人が横領をし、
大事件になった】
ということも多く聞いたことが
あるのではないでしょうか。
■『現金』について言えば、
ほんの少額からスタートし、
『それがバレなかった』ということから、
だんだんとそれがエスカレートしていき、
その横領が大きな金額になり、
それが会社の損害に繋がる
ということも考えられるものです。
しかしながら、それは本当に
その従業員の責任なのでしょうか。
当然、そういった行動した
張本人ですので、
責任を問われるべきなのでしょうが、
【そういう体制にしている
会社の方に問題がある】
と言わざるを得ないのかな
と私は思う次第です。
■こういったケースも
上述した『ペン』と同じような仕組みで、
場合によっては『金庫』を使い、
【現金を使う人が、
金庫を管理している人(可能であれば数人)
にその許可を求め、
その金庫を開く人が出金の額を記録し、
それを実際に現金を使う人に手渡す】
などといった仕組み作り
が大事ではないでしょうか。
そして、
【その日の終わりには
実際の現金と現金出納帳の
帳簿上の残高をチェックし、
これも二人体制で確認をし合う】
ということもまた有効ではないか
と思っているところです。
■こういった
いわゆる業務においての
【ダブルチェック】
をすることにより、
『従業員同士が不信感を感じる』
ということが少なからず
軽減されるでしょうし、
【全員が安心して仕事に臨める】
というもの。
■というわけで今日は、
『経営者の信頼』があっての前提の上で、
こういった従業員同士の信頼関係を
構築し、経営を進める方法について、
代表的な例ではありましたが、
記事を書かせていただきました。
少人数の会社ほど、こういった
【ダブルチェック体制が出てきていない】
ということは往々にして
考えられるのではないでしょうか。
こういった管理が徹底されていれば、
従業員も安心して仕事ができますし、
経営の効率化も進むように考えられますね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営が拡大してくると、
【十人十色の従業員同士で
対立が起こってしまう】
ということが
少なからず見受けられる。
・そういった対立には、
【従業員同士の不信感】
から生まれているものもあるのでは
ないだろうか。
・そしてその不信感は、
【業務の上でダブルチェックの体制】
を構築することにより、
軽減されるものと言える。
・少人数の会社ほど、
【その少人数であるが故に、
人間同士の信頼関係の構築が重要である】
とも言えるため、
そういった
【ダブルチェックの体制】
はしっかりと整えておくべき
ではないだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。