2022年3月20日「初心忘れて売上下がる」というメカニズム
■「何か味が変わっちゃったよね…」
 飲食店において、2店舗目や3店舗目
 を展開しているお店で、
 【その展開した店舗で食事をすると、
 本来の味と何だか変わってしまっている】
 というような経験をしたことは
 ないでしょうか。
 場合によっては、
 『当初の店舗で飲食をしても、
 そのように感じることもある』
 ということも。
 これはおそらく、
 【料理を作る人が変わった】
 ということに他ならないのではないか
 と思う次第です。
 どうしても料理も職人技ですので、
 
 【作り手が変わってしまうと、
 味も変わってしまう】
 ということが
 少なからずあるのでしょうね。
■上述してきたことは
 ほんの一例なのですが、
 
 経営の拡大においては、こういった
 【拡大をすることにより、
 その力が分散してしまう】
 ということを想定しておく
 必要があります。
 そして、そのことが
 【お客様の不満に直結してしまう】
 ということもまた少なからず
 考えられるわけですね。
 不満が目に見える形で表れるうちは
 まだ分かりやすいのですが、
 場合によっては、
 
 【見えないところでそういった
 負の伝播が起こっているいる】
 ということも考えられるかもしれません。
■創業当初、開店当初は、
 
 【ゼロからのスタート】
 ということが少なくないですので、
 そのような状況下においては、
 
 【目の前のお客様や
 お客様になる見込みの方に対して、
 積極的にアプローチをしていく】
 というもの。
 しかしながら、その経営が
 軌道に乗ってくるとどうでしょう。
 従来取り組んでいたそういった
 アプローチをする暇もなく、
 【目の前の仕事をこなしていく
 ということに手一杯になっている】
 という状況もあろうかと思います。
■そのように、
 『経営の仕方』が変化していく中で、
 自社の商品やサービスから
 足が遠のいてしまっているお客様は
 いらっしゃらないでしょうか。
 そしてその遠のいている
 原因を突き詰めると
 どのようなことが考えられるでしょう。
 それは往々にして、
 【従来手厚く取り組んでいた
 お客様へのアプローチやコンタクト
 をおろそかにしてしまった結果、
 そのような状況になっている】
 ということはないでしょうか。
 そのような状況になると、
 自然と売上は下がっていってしまい、
 それはすなわち
 【お客様の信頼が失われていること】
 の証左ですので、
 
 【こういった状況はいち早く
 打開する必要がある】
 と言えます。
■我々微粒子企業には、
 どうしても同業他社との勝負にあたり、
 【価格で対抗することは難しい】
 というのが現状。
 (過去の記事もぜひご参考ください。)
 <【微粒子企業の戦い方】を考えてみる>
 https://note.com/muratax/n/n1b664663eb58
 <微粒子企業ほど【高価格】で攻めるべし!>
 https://note.com/muratax/n/n9222d9755bcf
 <【お客様の心を揺さぶった瞬間に、利益が生まれる】というお話>
 https://muratax.com/2020/03/14/2369/
 そのように考えると、やはり
 【お客様との信頼関係の構築】
 こそをまず第一に考えるべきであり、
 【そのためには何をすれば良いか】
 ということを今一度
 考えるべきなのかもしれません。
■そしてそれは往々にして、
 
 【開業当初に取り組んでいたことを
 取り組まなかった結果そうなっている】
 ということが
 考えられはしないでしょうか。
 そのように考えると意外と話は単純で、
 【開業当初に相当な努力をして
 取り組んでいたお客様に対する
 コンタクトやアプローチに
 また真剣に取り組むことにより、
 
 その遠のいたお客様の足が
 また自社に向いてくる】
 ということが考えられるかもしれません。

■大切なのは、
 【経営が順調にいった際にも、
 従来のお客様との信頼関係を失わず、
 更なる信頼関係と価値の提供を考える】
 ということ。
 経営が上向きになっている時ほど、
 こういった
 【根本に立ち返った
 お客様に対するアプローチ】
 を今一度見直して、
 その経営の全体を見渡すようにしては
 いかがでしょうか。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・開業当初は基本的に
 『ゼロからのスタート』なので、
 【そのお客様や未来のお客様に対する
 アプローチを積極的にするもの】
 である。
・しかしながら経営が順調に進んでいくと、
 労さずして売上が上がっていく状況
 になるため、
 
 【開業当初の努力は
 そこまでしないようになる】
 ことが多少なりとも
 あるのではないだろうか。
・『お客様にとっての本当の価値』
 とは何なのだろうか。
 それは往々にして、
 【売り手である自社との
 人間関係や信頼関係があってのこと】
 ではないかとも考えられる。
・そのように考えると、
 
 【お客様との信頼関係の継続、
 さらにはもっと上を行く
 お客様への価値の提供をすること】
 こそが、売上を伸ばすために
 何より重要であること
 なのかもしれない。
 
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。	





