2022年4月15日「私の職業は○○です」から経営の視野が変わる
■私は学びの時間として、
YouTubeやその他のSNSを見る時間
を確保しています。
その中で多いのが、
【私の興味のありそうな
(とシステムが判断している)広告】
なんですね。
私自身も勉強のため、
マーケティングや経営、
そして専門分野である
税務会計の分野の情報
を取りに行っていますので、
【そういった広告が
相当数舞い込んでくる】
という状況。
いろいろと巧みな表現により
興味を引き立たせるようなこと
が書かれていますので、
ついつい手を伸ばしてしまいそうに
なるもの。
このような広告主の視点から
考えると、
そもそもの問いとして、
【自分自身のビジネスの顧客は誰なのか】
ということを想定しておくべきでしょう。
そして、
【その顧客は何を求めているか】
ということもまた考えたいもの。
■よく、
「私の職業は〇〇です」
といった形で、
【自分の名前を職業として語る】
ということがあります。
私の場合で言えば、
「私の職業は村田佑樹です」
ということですね。
つまりは、
「私の職業は税理士です」
と言うのではなく、
その専門分野を取り払って
【自分自身(自分そのもの)が
その仕事の主体なんですよ】
という表現ですね。
結局のところ、その業界の
範囲内に収まってしまうと、
【それだけのことしかできない】
ということになってしまうわけです。
■現に私自身、
税理士として独立開業する一年ほど前から、
開業にあたってのコンサルティング
を受けていて、
その中で上述したような
心構えを持ち続けることができました。
つまり、
【私は税理士ではなく
「村田佑樹」である】
ということ。
そうなると、ひとまず
税理士の資格は棚上げして、
【本来的に未来のお客様が求めることは
どんなことだろう】
【自分自身ができることは
どんなことだろう】
と考えだすようになるわけです。
『税理士』を先頭に持ってくると、
その依頼をされるお客様は、
『税務会計についての知識』を求めたり、
『適切な会計処理』を求めたり、
『節税』を求めたり…
そのような税務会計の分野に
特化した部分に絞られてしまうのですが、
ひと度この『税理士』という枠を
取り払うことにより、
【そのお見えになるお客様が
どのようなお悩みを持っているか】
だとか、もっと言えば、
【その悩みは本当の悩みなのだろうか】
だとか、
【そもそもそのお客様が気が付いていない
潜在ニーズがあるのではないだろうか】
だとか…
そのような問いを持つことが
できるようになった次第です。
■そしてこれは、
まさに十人十色で、
【その経営者の数だけ解がある】
のではないかと思うところ。
私に関して言えば、
【経営に対する助言が必要だ】
ということや、
【人と人との繋がりを重視した
ネットワークが大切である】
ということや、
【顧問のお客様同士で繋がることによる
お客様のメリットがあるのではないか】
ということなど…
そのような
【ひとまず『税理士』
という資格をおいた状態で
物事を考えることができるようになった】
というものです。
(とは言え、このようなことは
税理士と隣接していることなので、
まだまだ視野が狭いというもの。)
その結果、
【値下げ交渉に巻き込まれる】
ということもなくなりましたし、
何より、その考えに共感してくださる
顧問のお客様がいらっしゃり、
すごく気持ちの良い状態で
仕事をすることができている
感覚なんですよね。
当然最終的には『税理士』という資格を
根底において仕事をしているわけですが、
そこから広がる形で、
【そのお客様がどのようなニーズ
(潜在ニーズを含む)を持っているか】
ということをしっかりと考え、
【それを実現するためには
どのように動いたら良いか】
ということを考えるということが
すごく重要であるのではないか
と思う次第。
■どうしても、
その業界にどっぷり浸かってしまうと、
周りが見えなくなってしまうものですが、
そこに見えられるお客様の
解決したい悩みは、
『その専門分野のみ』なのでしょうか。
場合によっては、
【その隣接した部分に悩みがあり、
そこにアプローチすることにより
本来的なお客様の悩みにフォーカスした
売上を立てることができる】
ということもまた考えられます。
こういった論点については
過去の記事でも何度か書かせて
いただいていますが、
【今一度あえて自らの専門分野を
取り払った状態で、
経営を俯瞰して見られること】
をオススメいたします。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・よくあるお話として、
「私の名前は村田佑樹です」
といった
【自分の名前を職業にする】
ということが見受けられる。
・この視座に立つことができると、
自らの専門分野から離れる形で
経営を俯瞰することにより、
【本来のお客様の悩みにフォーカスした
思索をすることができる】
ことが往々にして考えられる。
・そもそものお話として、
【そこにいらっしゃるお客様は、
本当にその専門分野だけの
商品やサービスの提供で、
その悩みは解決するものだろうか】。
・そのような視点に立って、
今一度経営の俯瞰をすることにより、
【本来的なお客様の顕在ニーズ
そして潜在ニーズ】
を的確に認識することができる
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。