2022年6月7日経営には【自身の知恵より先人の智慧】を
■私は税理士事務所として、
私ではない他の税理士との
顧問契約をされているお客様の
【セカンドオピニオン】
をお受けすることがあります。
そのような状況下においては、
よくあることとして
【決算時期の節税対策の検討】
という相談でお見えになる
ということが。
そしてこれがまた少なくないこと
なのですが、
【期末に節税のため
仕入を多額におこし、
仕入高を同じく大きく計上して
経費を増やしている】
ということ。
税務や会計に詳しい方であれば
これが誤っていることは
分かるかとは思うのですが、
今日はそのことから
お話を続けていくことにいたします。
■この論点の大前提として、
『仕入は必ず売上と対応』
していなければならず、
【実際に売れたものに紐づくもののみ
仕入高という経費が認められる】
ということが。
逆にその時点で売れ残っている商品は、
【『在庫』として仕入高から抜いて
『資産』に振替える必要がある】
というもの。
しかしながら、
「ただお金を使うだけで経費になる」
という発想でいると、
このような見当違いな節税策
と思われる対策をしてしまい、
【結果として現金だけが流出してしまう】
ということにもなりかねないわけです。
■これは税務の例なのですが、
同じく経営に関するコンサルティング
を受けさせていただく中でも
【自身の常識に縛られた思考に
入り込んでいるばかりに、
しっかりと周りが見えていなかった】
ということも。
どうしても経営者として自分自身が
経営をしていく中では、
【自分自身のこれまでの半生を通じた
経験を踏まえた上での経営】
をすることになりますので、
【その経営の思考や視野も
その人生の中での経験に限定される】
というものでしょう。
したがって大切なのは、
【外部からの目を入れること】
なんですね。
■私自身が開業前から、
【外部の方から
コンサルティングをしてもらう】
ということを欠かしたことはなく、
それが功を奏しているとも
言えるかもしれないのですが、
税理士事務所としては
おかげさまで順調に軌道に乗っており、
福岡で3千人ほどいる税理士の中でも、
的確に業績を伸ばすことができている
というところ。
しかしながら、
開業当初はもちろんのこと、
現在の私においても、
その経営に対する思考は、
【これまでの人生での経験と
仕入れた情報の中のこと】
に過ぎませんので、やはり
【私とは違うステージにいる方の監視】
というものが必要であると言えますし、
現にそれを実行している
というところ。
■どうしても経営において、
経費は『経営の血液』とも言える現金を
流出してしまう要素ですので、
その衆人環視のために
お金を使うこと自体にどうしても
躊躇しがちなものですが、
【そのような知識は外部から仕入れ、
柔軟に自身の経営の中に取り入れていく】
ということが必要なように
私は思ってなりません。
私自身のコンサルティングは、
全くもって専門分野のコンサルティングは
しないのですが…
【その経営者の方との対話の中で、
何かしらのヒントを得てもらう】
ということが通常です。
(というより、そのようなことを
コンサルの主旨にしています。)
■そして上述したように、
その経営者の方にとっての
コンサルの解は、
その方の半生に基づくものに
裏打ちされるわけですので、
教科書通りの回答では決してないはず。
もちろん、
【一般的な経営や
マーケティングの知識を得て、
それを自身に当てはめていく】
ということも有用なのでしょうが、
【その定型的な型に
はめようとしたとしても、
何だかしっくりこない】
ということがむしろ通常。
■私自身も税理士として、
同じく税理士事務所専門の
コンサルティングの話
なども聞かせていただいたのですが、
実際、私の経営理念とは正反対
(というと過言かもしれませんが…)
のような印象で、
「そのような方策をとっても、
税理士のレッドオーシャンに
入り込んでしまうよなぁ…」
というような感覚でした。
■今回、
6月11日に開催する
『微粒子起業家交流会』については、
【そのような一人ひとりの
身の丈に合った何かしらのヒントを
プレゼントすることが
できるのではないか】
と思っているところ。
そして金額もかなりの破格ですので(汗)、
ぜひ他の経営者の方との
交流を図るとともに、
(交流はもちろん強制ではありません。)
同じく他の経営者の方の事例を
みんなで共有し、
有意義な時間を過ごせればな
というところです。
少しでも参加を迷われている方は、
ぜひお気軽にこちらよりお申込みを^^。
https://forms.gle/8fgeeq9fUC3rATBf7
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《本日の微粒子企業の心構え》
・税務も会計も、
【自分自身の知識や思考では、
想定し得なかった真実が
見えないところに隠されている】
ということを認識しておくべき
ではないだろうか。
・そのような『秘められた真実』
を知ろうとするには、やはり
【外部の知見を持った人からの助言】
が必要であるというもの。
・経営についてもこれも同じく、
【経営についての発想は
自らの経験に基づいているもの】
に過ぎないため、
積極的に外部の知見を得るべく、
そういった
【外からのアドバイス】
などを参考にし、
情報を適切に取捨選択しながら、
経営を昇華させていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。