2022年9月19日「餅は餅屋」で念頭に置くべきは【プロの知見を買う】こと
■経営に取り組んでいると、
特にその業容が拡大するにつれて、
いろいろな難題が身に降りかかってくる
ということが少なからずあります。
そんな中、経営者は
『孤独な存在』ですので、
【何とかして自分で解決しよう】
とするものなのですが、
【時によってそれは早計である】
かもしれません。
■身近な例としては、
『交通事故』
が挙げられるかと思うのですが、
交通事故の加害者や
被害者になった際、
【これを自分で解決しようとするには
相当大変な労力を要する】
というものでしょう。
もちろん、
自分が加害者となった場合には、
被害者に対する配慮は
必要ではあるのですが、
実際のところの問題の解決と
なった際に
自分の手でこれをやろうとすると、
【相当な労力と時間、
そして金銭的な支出も膨らむ】
というもの。
■そうなった際に考えるのが、
【自動車保険などの
任意保険を通じての問題解決】。
当然その道のプロですので、
適切に事故の処理などを
してくれることでしょう。
とは言え、
そういった保険会社に関しても、
【いろいろな忖度があった結果、
落としどころを決めていく】
ということが、多少なりとも
あるように思うんですね。
■そういった際にさらなる専門家…
と考えた際は、
【弁護士】
の存在が考えられます。
実のところ弁護士に話を聞くと、
【交通事故は弁護士に依頼した方が
問題解決もスムーズであるし、
弁護士費用以上の
金銭面でのプラスもある】
ということ。
こういった思考は
意外と持ち合わせていない
ことが多いように感じます。
■その他にも、
経営上の労務的な問題があった際は、
それが仮に
【従業員の解雇】
ということで決着をつける
必要があった場合、
【経営者自ら従業員に
解雇通知をして解雇する】
ということは、場合によっては
得策ではないかもしれません。
なぜかと言えば、
従業員周りの考えるべきことは、
『労働法』に規定されており、
場合によっては『就業規則』
なども関係してきますので、
その道の専門分野である
【社会保険労務士】、
場合によっては
【弁護士】
などの意見も参考にして、
これからとるべき動きを
決めるべきケースがあるわけです。
■当然、
モノやサービスの購入に際しても
我々税理士の税務判断を聞いた後に
行動する方が、
【結果としての納税額や
手元に残るお金に大きな差異が
生まれる】
ということも想像されます。
■大切なのは、
【突発的な今まで経験のしたこともない
出来事があった際は、
何かしらの専門分野を持つ人に相談する】
ということなんですね。
そういった専門分野の専門家に
直接の知り合いがいなかったとしても、
もしあなたに信頼している人がいれば、
その人に尋ねれば良いわけで、
何もそういった行動をせずに
自分で動いてしまって
問題解決をしようとすることは、
場合によっては
【自らの首を絞める行為となり
極めて早計である】
ということ。
■特に経営においては、
時と場合により、
大きな金額に発展するような
出来事も想定されますので、
こういった
【まずは専門家に相談する】
という前提を念頭において、
日々の経営の舵取りを
していきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営を進めるにあたっては、
【いろいろな問題が表出してくる】
というもの。
・こういった問題を経営者自らが
解決しようとする前に、ぜひ
【その道の専門家の助言を乞う】
ようにしたいもの。
・経営上の問題は、往々にして
【法的な問題】
が絡んでいることが想定されるため、
適切にその道の専門家の意見を聞いて、
適正な進むべき道を明示してもらい、
そこに乗って経営の舵取りをしていくべき
であるものと心得ておくべし。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。