2023年1月26日個人事業主の【事業とプライベートの区分け方法】
うーん、体調不良が続いています…
パソコンに向かうのが辛く、かなり致命的。
直近のリアルでのご面談は、
ZOOMに変更かリスケのお願いを‥
(ご変更いただいたお客様には
本当に感謝です。)
水素風呂に浸かり、目に温灸をし、
なんとか生き長らえています(笑)
倒れられないこの時期。
スタッフも全力で頑張ってくれているので、
なんとか踏ん張らんとです!
さて、本題です。
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■個人事業主の方からの
税務相談を受けさせていただく中で、
【プライベートと事業の境目】
などについてのことが話題に
挙がることが少なくありません。
どういった内容かと言えば、
経費に関していえば、
【プライベートで使用している部分と
事業で使用している部分の区分け】
について。
代表的な例でいくと
『通信費』や『家賃』や『車両費』
などですね。
■こういった項目については、
【週のうち何日利用しているか】
だとか、
【使用している部屋の割合】
だとか、
そのような点を適宜総合的に判断して
【合理的な按分基準を決めていく】
わけですね。
■また、
現実的な現金の管理についても
そういった
【事業とプライベートの区分け】
が話題にのぼるということも。
具体的に言えば、
【プライベートでも
事業でも使用している通帳】
や、同じく
【プライベートでも
事業でも使用している
クレジットカードなど】
のこと。
財布についても同様ですね。
どうしても
【プライベート用の財布と
事業用の財布】
とを区分けすることは
現実問題なかなか難しいため、
往々にして
【個人事業主の場合の現金財布は
同一のものになっている】
ということが少なくありません。
そのような際は、
どのように考えれば良いのでしょう。
■結論として
【そこまで気にする必要はない】
ということなんですね。
もちろん、明確に事業用とプライベート用を
区分けすることができていれば、
損益の把握(経営成績の把握)
に関しても
合理的に数字が出てわかりやすい
のでしょうが、
現実問題、
個人事業主の場合に関して言えば、
【生活の部分と仕事の部分が
ごっちゃになる】
ということは、むしろ
通常であるとも言えそうです。
そういった場合は
【経理的に
どのように処理をすれば良いか】
ということなのですが、
事業主の場合は
【事業主勘定】
という、
【プライベートの要素を会計で
表現する勘定科目】
が設けられているんですね。
■これを合理的に
使用することにより、
プライベート分であっても
その経理処理は可能になる
ということです。
そして、仮に
ほぼ事業で使用している通帳の中に
そういったプライベートの要素
(例えば生活費の引き出しなど…)
があった場合、
通常、通帳からの出金は経費となる
ものであるため
経費で処理をするのですが、
『事業主勘定』という科目を
使用することにより、
【経費にも収益にもならない】
つまり
【儲けには一切影響しない】
処理が可能となるわけです。
■『クレジットカード』
についても同様ですね。
クレジットカードについては、
その経費を支払った段階では
口座からの引き落としが
されていないため、
【経費と同時に未払金】
という『負債』が計上される
ということに。
このように、クレジットカードを
利用したトータルの金額は
【未払金という勘定科目で把握】
できるのですが、
プライベートで使用した場合、
そのクレジットカード、トータルの
未払金の残高は変えることなく、
【経費の部分を事業主勘定として処理】
することにより、
合理的な経理ができるというわけです。
■…と文章で書いても
なんのこっちゃな状態
だとは思うのですが(汗)、
結論をいえば、
【プライベートと事業が
ごっちゃになっていたとしても、
全くもって問題はない】
ということなんですね。
どうしても、経理において、
こういったプライベートと事業を
キレイに区分けしようとするがあまり、
【嫌になって経理自体を投げ出してしまう】
ということが考えられるものですが、
【そこまで厳密にする必要まではない】
ということ。
もちろん、しっかりと把握する部分は
そのように把握した方が良いのですが、
【無理のない範囲での合理的な管理】
を心がけたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・個人事業主となると、
どうしても
【事業としての要素のほか、
プライベートとしての要素が混在する】
というもの。
・そのような際、
【これを明確に区分けしようとすること自体が、
現実問題案外難しいもの】
ではないだろうか。
・そのように考えると、
どうしようもない部分については
【あえてプライベートと事業が
混在している状態】
にして、これを経理処理により
【明確に区分けすること】
によって、その経理を適切にする
ことを心がけたいところ。
・そういった区分けを
厳密にしようとするがあまり、
経理全体を投げ出してしまう
ことがないよう、
【適度な的確さ】
のみを持って、その経理処理を
考えていくようにしてみては
いかがだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。