2023年6月23日【分社化】において注意したいこと
梅雨なのに、本当に雨が降らないですね。
普段の生活では、雨は煩わしく感じるものの、
四季を通じてこの梅雨の時期に
適切に雨が降るのも必要なわけで、
ここまで雨が降らないと、
農作物のことが心配になってしまいますね。
四季によって天候や気候が分けられ、
それぞれの役割を全うしてくれることを
切に願うばかりです。
さて、そんなことから今日の本題です。
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■事業が拡大していくにあたり、
【まずは個人事業主からマイクロ法人へ、
そして個人事業主の全てを法人化する
という法人成りのステージ】
に入っていくかと思います。
また、法人1社で大きな
利益が出てきた際は、場合によっては
【分社化をして利益を分散する】
ということを考えるかもしれません。
そんな中、
分社化した際に注意したいのが、
分社化した会社は、
【今存在する会社と別の人格を持つ会社】
であるということ。
■当然といえば当然なのですが、
どうしても
【自分や自分の親族が
代表を務める分社化された法人】
に関しては、
公私混同してしまうような感覚
になってしまい、
【資金の流れがぐちゃぐちゃに
なってしまいがち】
というところです。
■当然それぞれ独立した
法人ですので、
【それぞれに独立した経理処理】
が要求され、
たとえ関係する会社であっても、
【法律上は別の人格を持つ会社】
と考えるわけですね。
■そのような中で
2社のうち1社の資金繰りに
窮している際、
もう1社からその会社へ資金を
移動したりしてしまうわけですが、
これは別法人との
【お金の貸し借りになってしまう】
というところ。
そうなると、現金を貸している方は
【利息を取る】
ということが必要となりますし、
当然現金を借りた会社は
【将来的には返さなければならない】
ということになります。
■そして、
ここに代表者が入るとなると、
代表者へのお金の動きと関係会社への
お金の動きが混在し、
【資金の動きがまったくもって
どうなっているのかわからない】
ということになってしまいがちなもの。
こういったことはどうしても
避けなければならない
ということなんですね。
■そんな中、資金繰りに
窮している場合に検討することとして
【一方の法人が持っている資産を、
他方の法人に賃貸する】
ということが考えられます。
■例えば、
A社が所有している物件に関して、
B社がこれを間借りしているようであれば、
【B社からA社へ賃借料の支払いをする】
ことで、合法的に資金を移動する
ことができることに。
こういったものに関しては、
【車両や機械装置などの資産】
に関しても同じことが言えます。
■または、
【A社が受注した仕事をB社に流す
という業務委託のような形】
も考えられるところでしょう。
しかしながら、業務委託に関しては、
【第三者と取引する場合に
合理的な内容と金額】
でなければならず、
単に利益調整目的でこれをやっているようでは
税務調査が入った際、
そこにメスが入ることにもなりかねませんので
要注意です。
■資金の流れがごちゃごちゃになってしまう
ということを考えると、
こういった資産の賃貸借や業務委託
による契約などを結んで、
【合法的に資金を移動していく】
というのは一つの方法であると言えます。
何はともあれ、
【一般的な常識の範囲内の契約内容と金額】
によりお金を動かすことが必要ですので、
そういった点には十分注意したいですね。
■というわけで今日は、
【分社化した際に混乱しがちな、
会社間や代表者への資金の流れ】
についてお話を進めてまいりました。
適切に税務の知識を携えて、
合法的なお金の流れを把握して、
【的確な資金対策と節税対策】
をしていくようにしましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営が拡大してくると、
『分社化する』という選択が
考えられるもの。
・分社化という形で関係する会社を
設立するケースであると言えども、
【法的には別の人格を持つ会社】
であるということは
念頭に置いておくべし。
・したがって、現金を移動する際も、
何かしらのその会社間や
代表者間との『適切な契約』があり、
その契約内容も
【一般的な内容、金額になっていること】
が重要であるというところ。
・どうしても分社化して
資金の移動などをする際は、
お金の流れがごっちゃになってしまいがち
なものであるが、
上述したことを念頭において、
【適切な契約の締結と資金の移動】
をしていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。