2024年2月18日【肉を求めて魚を買う】という商売における危険さについて
なんとなく、鼻がムズムズしてきて
花粉症か?という感覚。
私にとって、花粉症=確定申告なので、
否が応でもテンション上がりますね!
(完全なる職業病・・笑)
さて、そんな花粉症テンションで本題です。
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■先日は
【本質を見据えた弊所のミーティングについて】
ということで記事を書かせて
いただきました。
<2024年2月16日【本質を見据えた】
弊所のミーティングについて>
https://muratax.com/2024/02/16/7451/
今日もそのことに続けていきたいと思います。
■商売する際に大切なのが、
【相手が望んでいる商品やサービスの品質を、
適正な対価にてお客様に提供して差し上げる】
ことではないか思う次第です。
しかしながら、
【相手が望んでいるものと提供される
商品やサービスの品質が均衡していない】
ということが、少なからず
見受けられるというもの。
その均衡していない原因となっているのは、
【そもそもの商品やサービスの価格】
であったり、そのもたらされている
【商品やサービスの内容が、
お客様の求めているものではない】
状況であったり、または、
【商品やサービスの品質が、頂戴している
代価より大きく上回っていたり、
また大きく下回っている】
ということも考えられるかもしれません。
■こういった際に、そもそもの
【商品やサービスの提供する段階において
考えなければならないことがある】
のではないかと、思うところ。
それはすなわち、
【売手と買手の認識の齟齬】
なんですよね。
この認識の齟齬が生まれたまま
商品やサービスが提供され、
それに対する対価を授受するような状況
になってしまうと、
【そもそもの商売が成立しない】
わけですし、何よりも、
【お互いが不幸になってしまう】
結果となることでしょう。
■したがって、売手は適切に
【自社がもたらすことができる
商品やサービスの効能】
を説明することが必要ですし、
買手側は、自分が望んでいる商品や
サービスの効能を理解し、
それを売手に伝えるか、
または自分で適切なアンテナを張って
【その商品やサービスを買い求めに
いかなければならない】
のではないかなと思う次第です。
買手側に関しては、『消費者側の行動』
となりますので今日は触れないのですが、
売手側についてはまさに経営における
『商売の話』になるため、
この『商売の組立』をすることが極めて
重要であると言えるでしょう。
■上述したように商売においての
失敗とも言える原因は、
【双方の認識の齟齬】
にあると私は考えます。
そもそも、
【相手が肉を求めている中で、
魚を提供しても元も子もない】
というもので、自社が魚を提供している
ということを適切に伝えなければ、
認識を誤ってしまった買手が
【求めてもいない魚を買い求める】
ということにもなりかねないでしょう。
■そしてその魚を売る際に、
生魚を売っているような状況であれば、
【なぜ焼いた魚ではなく生魚を売っているか】
ということ、生魚を買い求めることによる
【メリットとデメリットを適切に
説明する必要がある】
でしょうし、買手側は、それが生魚であり、
【これを自分が買い求めてどういう満足感
を期待しているか】
ということを明確に思い描かなければ
ならないのではないでしょうか。
■こういった
【お客様が肉を求めているにも
かかわらず、魚を提供している】
ということは、現実のところ、
少なからず見受けられるというものです。
このような認識の齟齬をなくすためにも、
売手側は、適切に
【自社にできる貢献を明確】
にし、また逆に、
【自社には貢献できない点をも明確にする】
ことが必要でしょう。
■そしてその明確にしたことに伴う
『値決め』を適切にし、
その値をつけたものに対して、
『不当に値切ったり買い叩いたり
してくる人』は
【決して相手にしない】
ということも大切です。
上述した例で、生魚を提供する
ことを徹底して、真に生魚を求めている人に
だけ、これを提供することにより、
【双方が幸せになる】
というもので、その幸せはその他の人にも
伝えられ、
【結果として自社の魚が良さが
大きく拡がっていく】
という結果に繋がるものでは
ないでしょうか。
■上述してきたような
【商品やサービスの効能に関する
説明責任を適切に全うしているか】
ということを考え、
【これを商売の基本にすることはかなり重要】
であるものと、私は考えます。
こういった点を明確にして、
【自社のターゲットとしたい層に
適切にリーチする】
ことができれば、同業他社から抜きん出た
存在になることができるというものです。
そのようなことから、
適切に商売の本質を捉えて、
自社が提供できる品質を適切に説明し、
真の求めるターゲット層にリーチすること
ができるよう、
経営の根幹を見直すようにしましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・商売においては、往々にして
商品やサービスを提供したことによる効能
と、その効能を受け取る買手との間に
【商品やサービスについての
認識の齟齬がある】
というもの。
・そのように、
そもそもの認識の齟齬がある中で
商品やサービスを提供しても、
【売手側も買手側も不幸になってしまう】
結果となるのではないだろうか。
・そのように考えた際、売手としては、
【自社の商品やサービスに関する
説明責任を適切に全うする】
ことが重要であるというところ。
・そのような点を明確にし、
適切な値決めをし、
【自社がターゲットとする買手にリーチする】
ことにより、
【売手と買手双方にとって幸せな結果】
になるということが考えられるため、
こういった根幹の部分にこそ時間を割き、
思索して、経営の本質を今一度
見つめ直してみてはいかがだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。