2024年4月1日【経費を使うこと】についての経営判断
今日も無事に高宮八幡宮へ
朔日詣りに行くことができました。
無事に4月を迎えることができ、
心より感謝です。
そしてつい先ほど、娘たちの前で
滑稽なダンスを披露していたら、
豪快にすべって転び、尻もちをついてしまい、
しばし悶絶・・
妻と娘は声が出ない程笑い転げていましたが、
決してエイプリルフールとは言えない痛みが
じわじわきています・・
さて、そんな余談から本題です。
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■私は税理士としていろいろな経営者の方と
お話をする機会があるのですが、
【経営に関する考えは
本当に人それぞれだな】
というところですね。
経営においては、当然利益を上げて
いかないことには
経営の存続が難しくなるというもので、
【利益を上げるということが
まず第一の経営の条件なのかな】
というところですよね。
利益とは
【売上から経費を引いた結果のもの】
として表されるもので、そのように考えると
超シンプルというところではないでしょうか。
■つまり、利益を上げるためには、
【売上を増やすか経費を減らすかしかない】
ということなんですね。
そして経費に関しては
【固定費と変動費に大別】
されます。
固定費とは
【毎月一定額かかってくる経費】
で、変動費は、
【売上の増減とともに増減する】
という性質のものなんですね。
■当然そのような状況ですので、
変動費については売上の状況によって
変わるというもので、
【まず第一に見直すべきは固定費である】
と言えるでしょう。
と言うのも、売上が増えたとしても、
それに伴って変動費が増えてしまいますので、
仮に100の売上が作れたとして、
その変動費として40がかかった
としたらどうでしょう。
そうなると残る利益は60ですよね。
その一方で、固定費を100削減できた
とすると、売上も変動費も変わりませんので、
結果として
【100そのままの利益が残る】
ということに。
そういった面で、
【固定費の削減は
経営において第一に重要である】
ということなんですよね。
■そして判断が難しいのが、
経営の拡大のためには
【経費を増やして経営の効率化や
生産性の向上を考えなければならない】
ということ。
当然経費を増やせば現金は出ていくわけ
ですので、経営の血液とも言える現金が
少なくなるということは、
【そのまま経営が潤滑に回らなくなる】
ということにも繋がります。
■ただし、その経費の支出を上手に
することにより、さらに売上が増え、
結果として現金がより潤滑に回ることにより、
【経営としてはグンと強くなる】
ということも想定されるというところ。
そのように考えると、希望的観測で、
そのような経費の支出をして売上を
伸ばそうとするものなのですが、
【現実はそれほど甘くはない】
ということを認識しておいた方が
良いでしょう。
まずその経費の支出をする際に、
【本当にその支出が必要なものかどうか】
ということは、
十分慎重に判断してほしいなという
感覚です。
■特に、高額な研修費や、広告、その他
いろいろな経費を支出することにより、
売上を拡大しようと目指すところ
ではあるのですが、
【本当にその支出が必要なのか
というこを考えるべき】
ということなんですね。
そういった点において、現代は情報がかなり
充実している時代ですので、まずは、
【経費のかからない方法での情報の
取得ができないか】
ということ、そして、
【その情報が本当に有用なものか
ということを選択】
しなければならないでしょう。
当然、経費がかからずに情報を取得でき、
それを自社の経営に活かすことができる
とすれば、
それが最善ではないでしょうか。
■しかしながら、
無料の情報に関しては、
【無料であるが故に、品質の低いものがある】
ことも想定されます。
ただ、その一方で、
無料で公開されているにもかかわらず、
品質は高額なものと見劣りのしないもの
となっているケースもあるというところ。
そういった点で、
情報の取捨選択は必要なのですが、
原則として、
【経営の血液とも言える現金を使って
経費を支出するということは、
極力避けた方が良いかな】
という感覚です。
こういった点を念頭に置きながら、
固定費の削減を目指しつつ、なおかつ
極力経費のかからない方法での
売上拡大もまた目指していきたい
というところですね。
■というわけで今日は、
いろいろな会社の財務状況を見る上で、
少し気になったことについて
お話をさせていただきました。
上述したように、
【現金は経営の血液】
とも言える存在ですので、その現金を
大切にすることを大前提に、
経営のおいて取るべき一手を考えるように
しましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・利益を得るためには、
【売上を増やすか経費を減らすか】
の二択となることを心得ておくべし。
・そして、売上を伸ばすよりもまず、
【固定費を削減することにより利益を出す】
ことを検討したいというところ。
・そして、その固定費に関しては、
【本当にその固定費の支出が
経営において必要なのかどうか】
また、
【経費のかからない方法で有用な情報を
取得できないかどうか】
ということを慎重に検討したいというところ。
・『現金は経営の血液』とも言える存在
であるため、経費の支出は慎重に、
なおかつ、有用な情報の活用により
売上拡大を目指し、
経営を良い方向に持っていきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。