2024年8月29日「今の経営の延長線上に、希望ある未来が見えていますか?」
台風が猛威を奮っているようですね・・
我が家の周りは今のところそこまで大した
ことはないのですが、
被害が及んでしまっている地域もあるよう
ですので、
なんとか被害を最小限に留めていきたい
ところですね。
こういった有事の際の仕事の進め方も
大きな経営判断になります。
まずは身の安全を第一に、
経営者として動いていきたいものです。
さて、本題です。
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■顧問のお客様とのご面談の中で
経営のお話になることが少なくないのですが、
経営のお悩みの主たるものは、やはり
【売上をどうやって作っていくか】
ということなんですよね。
■そのような中で、
どうしても売上の上限が見えている
状況が少なくないことも。
どういうことかと言えば、どうしても
経営の初期のステージにおいては、
経営者自らが売上を作っていくことにより
経営が成り立っている状況が見てとれる
ものですが、
そういった状況は、いわば肉体労働による
売上となっており、
経営者の方が動けなくなってしまえば、
その時点で売上はストップしてしまう
という上限が見えてしまっているという
ところなんですよね。
■当然、売上に伴って経費も生まれてくる
というもので、
その一定額の経費のことを考えると、
売上の上限も見え、経費の金額も見えている
というところでは、
結果としての利益も想定し得るもの
となることでしょう。
そしてその想定し得る利益から、
代表者である自らに役員報酬を支払い、
そのもらった役員報酬の中で個人の生活費や、
個人での貯蓄や運用をしていかなければ
ならないわけですので、
そのようなことをまずは念頭に置き、経営を
組み立てていかなければならないでしょう。
■最後に書かせていただいた
貯蓄や運用についてはどうでしょう。
もしかすると、その上限の見えた売上や
利益からは、その貯蓄や投資に回すための
十分な資金が不足しているかもしれません。
もしそのような状況であれば、
現状の売上の作り方では問題がある
ということになりそうです。
こういった点に早期に気がつくことにより、
同じく早期に手を打つことができますので、
大枠を捉えるということは経営において
何より大切なのではないでしょうか。
■こういった課題が出てきた際に、
この課題を克服するにはどうやったら
良いのだろうかという問いを立てて、
その回答を導き出すが如く、経営についての
思索をするということが大変重要なんですよね。
この『考える』という行動は、私たちの多くが
苦手なことではないかという感覚なのですが、
こういった考えることを放棄してしまえば、
ずっとそのままの状態がキープされてしまい、
自転車操業的に経営が回っていくのみ
となってしまうことでしょう。
■その先に、経営の未来、そして自分の人生の
希望ある未来はあるでしょうか。
もしそれが、NOという答えだとしたら、
早急にその経営の枠組みを見直す必要がある
と言えます。
もしかすると、現状の常識を完全に
取り払わなければならないかもしれません。
しかしながら、それをしないことには
将来の希望が見出せないとしたら、
それは早急に改善すべく手を打つべき
ではないか、と考える次第です。
■どうしても現実から目を背けたくなるもの
ではありますが、
こういった基盤については特に重視して、
その基盤から見えた課題を解決するが如く、
経営の思索をその時の状況により、
続けていくことは大変重要であるため、
経営者としてそのようなことを念頭に置き、
経営についての枠組みを考え、
そこから見える経営について真の舵取りを
心掛けたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者として肉体労働的に売上を
上げている状況では、
その構造として売上や利益の上限が
確定するものではないだろうか。
・その確定した売上や利益が
数年や数十年続くことで、
その先の自分の人生はどのように
見えるであろうか。
・もしその見えた未来が自らの理想と異なる
ものだとしたら、
それは経営の枠組みを早急に
見直さなければならないのかもしれない。
・大切なのは経営の根幹を
見直すことであり、
そこから見出される課題があったとしたら、
それを即座に解決するが如く
経営の思索を立てて、
経営者として、その未来に進むために
経営の真の舵取りをすることを心掛けたい
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。