2025年2月20日焼肉屋さんから学ぶ【真の商品やサービス】について
油断していたら(いえ、実は全く油断など していないのですが)、 あっという間にすごいタスクの量に なっているのが、 この恐ろしい確定申告シーズン。 本当に怖くなるほどのタスクがたまって きているのですが、 極力その場でさばいていきながら、 ためずに前進できるように 進めていきたいところです。 ここまで来るとなんだかゲーム感覚で 楽しいものですね。 今朝は気が付いたら、ポケモンGOの アプリをダウンロードしようとしていて、 人生をゲーム化したい衝動に駆られて いる自分に気付き、 ハッ!としたところです。 新たな発見があるそんな繁忙期。 そんな愉快な繁忙期を通じての 本日の本題です。 本文は結構真面目な、 「経営の在り方」についてのお話です。 ============== ■先日のことですが、 年末調整と償却資産業務が一段落し、 家族で焼肉を食べに行きました。 こういった贅沢は滅多にしませんが、 大きな仕事を終えた後に食事を 楽しむようなご褒美を自分に与える ことも、大切なものです。 ■その焼肉屋さん「大衆焼肉かまどや」では、 店長をはじめ、スタッフの皆さんが いつも非常に良い接客をしてくださいます。 (近所のお店でたまたま入ったのが きっかけでした。) 特に子連れで行くため、子どもが 騒がないかなどの心配していましたが、 そんな不安も全く感じさせない ような温かい対応なんですね。 <大衆焼肉かまどやさんのインスタ> https://www.instagram.com/yakiniku_kamadoya/ (ここに上がっているスタッフさんの 表彰式とか、すごくいいですね。) ■先日食事に行った際に、私の娘が 塩を入れる容器を壊してしまったのですが、 そんな娘に、スタッフの方が 「塩使いたかったよねー、新しいものを 持ってくるね^^」と、すごく優しく声を かけてくださって、 その場が温かい空気で包まれました。 もちろん、焼肉自体もすごく美味しい のですが、それよりもお店の雰囲気や 家族との時間が最も重要なんだなーと 再認識したところでした。 ■サービスの真髄とは、 「お客様の立場に立ち、どうしてもらったら 嬉しいかを考えること」 ではないかと、私は思うところ。 「お客様の立場に立つ」ということと、 実は似て非なるものが、 「お客様のために」という考え方です。 ■「お客様のために」は、 自分の視点で目前のことを捉えている のに比べ、 「お客様の立場に立つ」は、 そのお客様に成り代わって考えることです。 ■これはスタッフにも共有していること なのですが、 「お客様の立場に立つ」とは、 あたかも自分がそのお客様に憑依した つもりで、自分がこの方だったら どう感じるのか、 何をしてもらったら嬉しいかを 考えることだと思います。 ■私は開業当初、右も左もわからず、 ただひたすら税務知識をつけて 営業活動をしようとしていました。 しかし、90分12万円程のコンサルティング の受講を通じて、 本質的に大切なのは 「お客様の立場に立つ」ことだと 気づいたんですね。 (とは言え、この解に辿り着くまで、 相当の月日を要しました(汗)。) ■その後、税理士としての枠を超えて、 経営者の相談相手として寄り添い、 経営者にとってのパートナーとなることが 真に求められていることだと 理解したというところ。 ■それからは、税理士としての一般的な枠を 取り払って、次のことを実現させました。 ・先生と呼ばれない (呼ばせない) →経営者と税理士の壁を取り払うため ・スーツを着ない →親しみを持つため ・電話を廃止し、チャットのやりとりに統一 →仕事に関わる全ての人の時間を守るため ・お客様同士のつながりを作るために お客様の会であるTEAM MURATAXを創設 →横のつながりができて、経営者が孤立した 状態にならないように ■これは、私が「お客様の立場に立つ」 という考えから、 独自に試行錯誤をしながら、 また、血の汗と涙を流しながら、 導き出したサービスの形で、 現在においての最適解だと思っています。 もちろん、日々この最適解は変わっていく わけですが、 それぞれの事業によって、 お客様の立場に立って考えた際に、 大切にするべき部分が 異なることになります。 それぞれ違うからこそ、 オンリーワンになる。 私はそのように思っているところです。 ■ぜひ経営者として、 今の自社の商品やサービスが、 本当にお客様にとって重要なものであるか ということを見直してみることを お勧めします。 お客様の立場に立って考えることが、 本質的に大切なことを見出す手助けに なりますし、 それこそがお客様が真に求めて いる商品やサービスであるはずです。 2年前にもお客様の立場に立つという ことをテーマに記事を書いていましたので、 もしよろしければご参考ください。 <2023年1月27日【お客様の立場に立つ】 という経営の本質とは> https://muratax.com/2023/01/27/6101/ ============== 《本日の微粒子企業の心構え》 ・お客様の立場に立つということは、 あたかもそのお客様に自らが憑依して、 そのお客様なら自分がどう考え、 どのようなことをしてほしいかを 考えることである。 ・なので、「お客様のために」という 一人称視点ではなく、 「お客様の立場に立つ」という三人称視点 を持つことが大切。 ・今一度、お客様の立場に立って、 真に必要とされる商品やサービスは どのようなものかということを、 真剣に考えていきたいものである。 -------------------------------------- 今日も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。