2018年6月27日ジャパネット髙田会長から直接学んだこと・・・【他責思考】は自らを滅ぼす
「まだ来ないのー!?」
とある飲食店での出来事。
時間は人もごった返すランチタイム。
注文がなかなか来ないことにイラっとしてしまったのでしょう。
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
1.人としての付き合い方
注文が来ない。
でもその原因は、混雑。
混雑しているわけですので、注文した食べ物がなかなか来ないことは、
いわば暗黙の了解でしょう。
誰もが分かっている状況での上記のクレーム。
その中で、その言葉を聞くことは、
かなり嫌な気持ちになってしまいますね。
クレームを言う本人のことはもちろんなのですが、
言われた精一杯頑張っている店員さんの気持ちを考えると、
すごくすごく胸が痛みます。
2.ジャパネットの髙田会長から直接聞いた言葉
今年初めに、大変ありがたいことにジャパネットの髙田会長と
食事をご一緒させていただく機会をいただいたのですが、
その髙田会長が上記のことや世の中全てのことに対する解決策を、
ズバリ!教えてくださいました。
Jリーグとご縁のあることからの話だったのですが、
「サッカー選手は、自分が一番と思い天狗になりがちな事がある。
でもそうじゃないんです。
サッカー選手も、それを支えてくれているい事務員さんも、
想いが同じでないとおかしくなってしまうんですよね。」
とのことをおっしゃっていました。(少し、私的な解釈があるかもしれません。)
なるほどなぁ・・・と痛く感動したわけなのですが、
結局のところ、上記の注文が遅いなどということも、
それだけ取り上げるとただの飲食店での出来事なわけですが、
その背景には、お客さんがいて、店員さんがいて・・・
そして、そのお客さんや店員さんの後ろには、その家族もいて・・・
最終的にいきつくところは、【みんな一人ひとり想いをもった一人の人間】ということなのです。
要は、相手も血の通った人間。
よほどの犯罪は別ですが、
何があったとしても、相手の想いを汲んだ言動をするということは、
一人の人間としてのマナーでしょう。
3.税理士にも同じことが
税理士というのは【先生】と言われる(言われてしまう?)仕事。
このことから、少なからぬ税理士が天狗になってしまっているという悲しい現実が。
そうなると、経営者の方に対して横柄な態度、失礼な言動・・・
まさに、相手を一人の人間として見ていないようなことになってしまうわけです。
また、多くの経営者の方と接していて、経営者の方にも同じことが。
どう考えても、税理士の範囲を超えた依頼をしてくるケースがあります。
それも当然のように。
そして、
経営者側の責任や問題である事項であるにも関わらず、税理士を責める。
そういった経営者様の場合、従業員さんに対する言動、
取引先との電話、日常の会話・・・
そんなところの節々に、マイナスの感情の入った言葉が散りばめられます。
それも無意識に。
正直、私はそういった経営者様とは
お付き合いはいたしません。
お付き合いしないため、
結果として今の顧問のお客様は誰一人としてそのような方はいらっしゃらないのです。
そればかりか、
こちらの対応が遅れているにもかかわらず、すごく謙虚な姿勢をお見せになることすら。
決定的なのは、このような方々は往々にして
【自責思考】
であることが多いですね。
「こうなったのは、自分に原因があるはずだ。」
どんな状況でも、このように考える習慣のある人のことです。
もちろん、こちらの問題があることは大きな問題なのですが、
そういった【相手を思いやる姿勢】が見られると、本人はもちろんのこと、周りの方はそれに安心するし、信頼感も増してくるわけですね。
一方、上記の店員さんへのクレームは
【他責思考】
の人。
とにかく相手を責める、責める、責める・・・
本当に見ていて、聞いていて嫌になりますよね。
今一度、自身の言動が、
・・・取引先、家族、配送業者さん、コンビニの店員さん・・・
にどんな影響を及ぼしているか、そして、適切な言動をしているか?
ということを考えてみる必要があるかもしれません。
もし、適切でなかったとしたら・・・
従業員・得意先・そして自分の家族・・・
そんな身近な方々から、
信頼がどんどん失われていくということは明白
ですよね。
従業員は入れ替わり、得意先との仕事は終わり、しまいには家族とも・・・
今日は経営の根本ともいえるそんなことを記してみました。
飲食店での出来事から
自分自身の戒めとして、記録を残しておくことにします。