2021年11月20日経営においてはまず「転ばぬ先の杖」を意識すべし
■先日のことですが、
『面談中にパソコン内に
メモをとっていたところ、
急にパソコンがクラッシュして、
データが消えてしまった』
ということがありました。
幸いにも、パソコン自体に支障はなく、
事なきを得たのですが、
こういったデータに関しては、
【万が一の場合に備え
バックアップを取っておくこと】
は本当に大切だなと痛感した次第…
■さて、
経営においても、このような
【有事に備える】
という視点は持っておくべき
と言えるでしょう。
いろいろな要素はあるかと思うのですが、
従業員を雇用している場合は、
その従業員が万一
急に退職してしまった場合、
その後の経営はどうなるでしょう。
または、
主要な外注先が何らかの事情により
急に仕事をすることが
できなくなった場合、
売上が多く上がっている得意先の
支払いが滞ってしまった場合、
サーバーに入っていたデータが
飛んでしまった場合、
会社の建物が災害により
滅失してしまった場合…
考え出すと、
経営には本当に多くのリスクが
内包されていることに気付きます。
■そして、
これは経営のみならず、
自らの人生においても
言えることではないでしょうか。
万一、今日何らかの事情により
身動きが取れなくなり、その後
仕事をすることができなくなった場合、
家事をしてくれていた家族が、
入院することになった場合、
自動車の運転により
事故を起こしてしまったり、
逆にもらい事故などにより
身動きが取れなくなった場合、
自宅が災害により被害を受けた場合…
このようなことを考えると、
とてもではないれけど
【安穏としている場合ではない】
ことに気付くはず。
■そういった際に大切なのが、
【フェイルセーフの如く、
多重構造により、
そのセーフティーネットを構築しておく】
ということ。
(フェイルセーフについては、
こちらをご参考ください
フェイルセーフとは)
スタッフに関しては、万一に備え、
そのスタッフに重要事項が
集中しないように、
全員でその情報共有をしておいたり、
外注先については
複数の外注先を持ったり、
得意先についても一社に偏らず、
極力複数の得意先を持っておいたり、
自社の家屋については、
そもそもその家屋を購入するのではなく、
賃貸することを検討したり、
経営外においても、
万一のために保険に加入したり、
住宅ローンを組んでの家の購入はせず、
賃貸にしたり、
家事などについても、家族全員で
することができるようにしたり…
こういった対策を
『即座に』していないことには、
【今日万一のことが起こってしまうと、
取り返しのつかないことになってしまう】
というもの。
■その中で大切なのが、
【将来の目標を見据え、
その目標に近づいていくためには
どのような手段を取るべきであるか】
ということを思索することではないか
と思っているところ。
経営において、ここまでは通常
なされるわけですが、
そしてその思索の中に、上述した
【万一に備えるための打つべき手】
を漏れなく考え、
【その来たるべきリスクに
最大限備えておく】
ということもまた極めて重要である
と言えます。
まさに「転ばぬ先の杖」。
■『万一』という漢字としては、
【一万回に一回】
と書くわけですが、これが
【十万回であっても百万回であっても、
起こる可能性は内包されている】
ということ。
このことをしっかりと意識して、
その行動を考えていく必要が
あるのではないか
と思っている次第です。
■というわけで今日は、
パソコンがクラッシュしたことにより
想起した
【有事に備える】
ということについてお話をしてきました。
的確に、万一に備えた対策を『即座に』
することを心掛けたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・万一のリスクは、
【たとえ『万一』であっても
起こる可能性があるもの】
と心得ておくべし。
・特に経営においては、
その周りを見渡すと、
【いろいろなリスクを内包している】
というのが一般的。
【これをどう潰していくか】
ということを考えることは
経営において極めて重要であると言える。
・そしてこれは経営のみならず
人生全体においても言えること。
【どんな状況においても万一の有事に備え、
適切な対策を即座に
打っておくべきものである】
と心得ておくべし。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。