2022年5月30日【売上=広告】に囚われていませんか?
■3月決算法人もようやく一段落し、
 また通常の業務に戻りつつあります。
 法人の決算説明やお打ち合わせの中で
 よく話題に上るのが、
 【売上】
 について。
 当然経営としては
 【売上を伸ばしていくこと】
 が必須でしょうし、
 【それについてどのように
 していったら良いか】
 ということに
 お話が発展していくわけですね。
 売上に関しては、
 顧問のお客様とのご面談のほか、
 コンサルティングのお客様とも
 よく話すことではあるのですが、
 今日はそのうちの良くある話題
 についてお話をしていきたいと思います。
■売上を伸ばすには
 どのような行動をとれば良いでしょう。
 これは業種によって、また
 自分自身が置かれた立場によって
 様々かと思います。
 そこでよくあることが、
 【広告をかけて売上を伸ばす】
 ということですね。
 当然広告をかけることにより
 外部の目に触れることができますので、
 それにより集客の効果が見込まれること
 ということでしょう。
 
■しかしながら、
 その広告費を投じる原資は
 どこから来るのでしょうか。
 場合によっては
 【自己資金】
 からかもしれませんし、
 また場合によっては、
 【銀行からの融資】、
 そしてまた場合によっては
 【クラウドファンディング
 などにより資金調達をする】
 ということも考えられる
 一手かもしれませんね。
 しかしながら、
 事実として確かなのは、
 【現金が出ていく】
 ということ。
 特に、開業当初の売上が
 上がっていない状況下において
 【多額の広告費が出ていく】
 ということは、
 経営にとって大きな痛手…
 
■そんな中で考えたいのが、
 【集客をするための第一歩が、
 本当に広告である必要があるのか】
 ということ。
 広告に関して言えば、
 【同業他社が多く参入している】
 というのが通常ではないか
 と思われます。
 そんな中、『広告費』
 で勝負しようと思えば、
 
 【多くの資本を持つ企業には
 到底太刀打ちできない】
 ということが一般的です。
 
■その中で、
 我々微粒子企業が目指したいのが、
 【人と人との繋がり】
 なんですよね。
 結局のところ、大企業に関しては、
 その大きな『資本力』をもって
 広告費を投じてきますので、
 「その大きな広告により集客をする
 大企業と同じ戦いに
 我々微粒子企業が参入したとして、
 そこに勝算があるのか?」
 ということをまず第一に
 考えたいもの。
 以前のこちらの記事も
 売上やセールスなどのことについて
 書いており、
 結構反響のあった記事ですので
 ぜひご参考ください。
 <2020.1.25【売り込んでいくだけ】の
 セールスがダメである理由とは>
 https://muratax.com/2020/01/25/2120/
 
■現に私自身も、
 ホームページを制作し、
 このメルマガとブログも
 毎日更新し続けているわけですが、
 そこからの問い合わせというものは、
 ほぼ皆無に等しい状況。
 ではどうやって売上が立っているか
 と言えば、
 現状では9割超が顧問お客様や、
 お知り合いからの『紹介』なんですね。
 広告の仕方にもよるのでしょうが、
 
 【広告になってしまうと、
 どうしても価格勝負になってしまう】
 ということも考えられますので、
 その問い合わせをされてくるお客様の層も、
 
 場合によっては、
 【目指している経営理念と合致しない】
 ということが少なからず
 あるかもしれません。
 少なくとも私自身はそのようなサイクルに
 陥ってしまうことは
 何としてでも避けたいので、
 【現状では広告は一切考えていない】
 という状況なのです。
■いろいろ述べてはきましたが、
 売上を上げるための一つの方法として
 もちろん『広告』は考えられるのですが、
 【その前に取り組むべき
 第一歩がないだろうか】
 ということを再考してみては 
 いかがでしょうか?
 というのが、
 今日の記事で伝えたかったこと。
 上述したように、
 基本的に我々微粒子企業は、
 【人と人との繋がり】
 を重視した経営を目指したいところ。
 そうなると、場合によっては
 まずは
 【将来の見込み客に対する
 無料のセミナー】
 や、場合によっては
 【インスタなどのSNSを通じたライブ】
 などを企画するのも
 良いかもしれませんし、
 【無料の座談会】
 や、場合によっては、
 【他の専門家とのコラボセミナー】
 などを企画しても面白いかもしれません。
 そして『売上を上げる』ということは
 もちろん最終目的なのですが、
 【それ以前に人と人との縁を繋いでいく】
 ということが何より重要
 ということなんですね。
 
■結局のところ、
 そういった回数を
 重ねていくごとに、
 経営者である自らと
 見込みのお客様との関係が
 どんどん近づいてくることになり、
 その結果、
 【深い信頼関係が芽生える】
 というもの。
 
 【それがあってはじめて、
 我々微粒子企業の売上が
 上がるのではないか】
 というところなんです。
 少なくとも私はそのようにして
 売上を伸ばしているところ。
 逆に、『広告』によって
 売上を伸ばせるかと言えば、
 【私はその方向性では
 まったくもって自信がない】
 という状況です(汗)。
■というわけで今日は、
 売上を伸ばす方法について、『広告』
 という案は多く見受けられる一方、
 
 【そこにはリスクも伴っていること】、
  
 そして、
 【その前に有効な一手も
 あるのではないか】
 ということで
 記事を書かせていただきました。
 特に、
 【売上が立っていない時期は、
 手元の現金を極力減らしたくない】
 というもの。
 的確に上述してきたようなことを
 総合勘案し、
 現在打つべき売上アップの一手を
 模索したいものです。
 
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《本日の微粒子企業の心構え》
・売上を上げるための方策として、
 『広告費』がまず第一に
 思い浮かぶものである。
・広告については、結局は
 
 【資本力の大きな企業が有利である】
 ということを心得ておくべし。
・我々微粒子企業が目指すべきところは、
 『広告による集客』というよりもまずは、
 【人と人との繋がり】
 を重視した方策ではないかと思う次第。
・その『人と人との繋がり』により
 売上が上がってきて、
 【そこからお客様の声などをもらい、
 その証拠をもって広告に打って出た方が、
 より多くの効果が見込まれる】
 ということが考えられないだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。	





