2022年11月12日【口座開設する銀行】はどうやって選ぶ?
■事業を開始するにあたり、
まずは
【銀行口座の開設】
が必要となるものですよね。
その銀行口座については、
いろいろな選択肢が考えられます。
その銀行口座の種類としては、
みずほ銀行、三井住友銀行
などの『都銀』、
そして、福岡で言えば
福岡銀行、西日本シティ銀行
などの『地銀』に加え、
地域によっては『信用金庫』
があるということも想定されます。
そしてここ最近では
【ネット銀行】
も充実している状況ですよね。
ネット銀行について言えば、
PayPay銀行、楽天銀行、
ジャパンネット銀行、
GMOあおぞらネット銀行
など、
本当に多種多様な銀行が
出てきているな
というところ。
■そんな中で考えたいのが、
【どの銀行を選択すれば良いのか】
ということ。
これに関して言えば、
【その置かれている状況によって
様々である】
というもの。
具体的に言えば、
将来的に金融機関からの融資
を検討しているようであれば、
【信用金庫や地銀】
が口座開設に適しているのではないか
というところでしょう。
いきなり都銀に行くのは
かなりハードルが高いかなと。
特に起業したての状況では、
小学生が大学の門の扉を叩くようなもの。
逆に言えば、
『ゆうちょ銀行やネット銀行』
に関しては、
基本的に融資を受けることが
難しいため、
優先順位としては、
【地銀から口座開設を申し込むべき】
であるでしょう。
■また、
『ネット銀行』に関して言えば、
ネット上の決済は優れているものの、
同じく
【融資が難しいこと】
そして、
【社会保険の口座振替ができないこと】
というのが難点です。
特に『社会保険料』については、
毎回納付書でその保険料の支払いを
しないといけないことになるため、
口座振替ができないということは、
不便に感じるもの。
■しかしながら、
ネット銀行は、ネット銀行ならではの
使い勝手の良さもあるため、
そのような点をトータルで考えながら、
銀行口座開設の検討をするのが
良いのかな
と思っているところ。
そして、場合によっては、
【得意先との関係で
特定の金融機関の口座開設を
しないといけない】
ケースもあることでしょう。
例えば、
【得意先のメインバンクが
三井住友銀行で、
振込手数料などの関係で、
こちらも三井住友銀行を開設し、
売上の振込先を指定せざるを得ない】
というケース。
このようなケースであれば、
『三井住友銀行』という
都銀の口座開設は
避けられないでしょう。
ただ、融資を検討する場合は
それに加えて
【地銀などの口座開設も併せて検討する】
ことも必要になりそうですね。
■銀行口座については、
【自由に選んで使いやすければ良い】
という認識がされがちなものですが、
適切に上述してきたような要素を
総合勘案し、
自社にとって最も優れている
金融機関を選定することにより、
その口座開設を的確に進めたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・事業を開始するにあたり、
【金融機関での口座開設は必須である】
と言える。
・しかしながら、
金融機関の種類は数多くあるため、
【その置かれた状況により
適切な選択をしたい】
ところ。
・考えるべき点は、
【融資が必要か】、
【社会保険料の口座振替が
できなくて良いか】、
【得意先との関係を考える必要がないか】
ということ。
・上述してきた要素を的確に判断し、
【自社にとって最も適した
金融機関の選定】
をしたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。