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トップページ ブログ > 税務について > 【経理の真の目的】を考えてみる

2024年5月13日【経理の真の目的】を考えてみる

今日から週明けですね。

昨日はかなりの雨でしたが、
今日は良い天気のようです。

今日は少しだけ遠方へ行く予定があるので、
ちょっとウキウキな気分笑。
(もちろんお仕事ですが笑)

こんな風に気持ちよく仕事を楽しめる日常は
本当に幸せだなと思います。


さて、そんなこんなでウキウキしながらの
今日の本題です。


------------------


■法人においても個人事業においても、
 会計の入力をする必要があるわけですが、

 【この会計入力には二つの側面がある】

 と私は考えています。

 一つは当然のことながら、
 『税務署への申告のため』ですよね。

 税務署への申告に際しては、
 正確な損益の数字を出し、

 【その損益の状況をもとに税金を
 計算して申告と納税をする】

 必要があります。


■そしてもう一点の側面としては、
 『経営分析的な観点』。

 結局のところ、経営の状況に関しては、

 その数値をもって明示しないことには、
 実際の経営の動きが見えないというもので、

 逆に数字を用いずに感覚だけで
 整理をしているようでは、

 【経営としては不完全(危険)である】

 と言えるかもしれません。

 そのような点から考えると、 
 明確な基準を持って経理を明瞭にし、
 
 【キレイな数字をもって、経営の分析を
 していくことが必要】

 であると言えます。


■上述したような二つの観点から
 会計の入力をしていくわけですが、

 正直なところ、対税務署においては、
 
 【結果の利益の数字さえ見えれば良い】

 というもので、そこまで考える必要は
 ないとも言えます。

 ただし、経営分析的な観点から言えば、
 基本的に

 【前期と当期の計上の仕方や
 表示の仕方は統一】

 しなければ分析できないわけですし、

 【経営の状況を確実に反映できるような
 表示の仕方をしなければならない】

 というところ。

 
■その表示の仕方の代表格として、

 【売上と売上原価の関係】

 が挙げられます。

 これはすなわち、売上の増加に伴って
 個別・直接的に対応している
 いわゆる『原価』を、

 【売上原価の項目に持っていく】

 ということが必要である
 ということなんですね。

 例えば、売上を上げるために
 お客様の広告を打って売上を
 上げるような『広告代理店』の
 ような業態を考えると、

 売上の増加に伴って当然広告費は
 増加するというもので、

 【この広告費に関しては売上と直接対応する
 ものであるため、『原価』の項目に持っていく 
 必要がある】

 ということになるわけです。

  ■広告宣伝費は通常『販売費及び一般管理費』  に分類されるのですが、  これは上述したように  【その会社の状況によって原価に  くるのか販売費及び一般管理費にくるのか】  ということが分かれるということに  注意しておかなければなりません。  そのように、  【売上が増減すればその性質上増減する  経費の項目を『原価』に入れる】  ということは、念頭に置いておいた方が  良いでしょう。

  ■逆に言えば、   販売費及び一般管理費については、  売上が増えようとも減ろうとも、  一定額かかってくるというものですので、  これは一般的に言われる『固定費』と  呼ばれるものとほぼ合致するものであり、  その固定費をペイするためには    【どの程度の粗利益(売上から原価を  引いた残額)を上げなければならないか】  ということを検討する材料にも  なり得るわけです。 ■固定費の反対を  『変動費』と呼ぶのですが、  【この変動費と固定費を把握することが  経営においては重要である】  と言えるわけですね。  厳密に言えば、完全に『変動費=原価』  となるわけではないのですが、  【経営分析の観点からはその意味合い  としては近いものがある】  と考えておいて良いでしょう。     ■上述してきたような観点を持ち、税務署への提出  のみならず、経営分析のことも念頭において、  【正確な経営の状況を把握できるような  経理の仕方を考えたい】  ものですね。 ------------------ 《本日の微粒子企業の心構え》 ・経理をする目的としては、  税務署への決算書類の提出のほか、  【経営分析を明確にすること】  が挙げられる。 ・その経営分析を明確にするためには、  【売上に個別・直接的に対応するものを  『原価』の項目として分類】  することが必要である。 ・また、固定費を表示する上で、  『販売費及び一般管理費』として  同一の項目として固めることにより、  毎月の固定的な経費を知ることができ、  その固定的な経費をぺイするためには  【どの程度の粗利益を  上げないといけないか】  ということが見るようになるというもの。 ・経営分析が大切ということは  百も承知であるものの、  実際のところ、経理に的確にこれを反映  させることができているケースは  多くないように感じるものであるため、  適切に経営分析の観点から、  その経理を明確にし、  【経営の状況を的確に把握】  できるようにしたいものである。 今日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

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