2024年6月20日【有事の際、経営の撤退ができるか】という経営の視点
今日は申告書作成ソフトをグレードアップ
しました!
これにより、さらなる業務効率化が進む
見込み。
なかなかの料金アップにはなるのですが、
経営において踏ん張り時は必要です。
先行投資をして回収を望む・・という面では
ギャンブルと同じような感じに聞こえますが、
経営は仮説を立てて検証を重ね、
これを繰り返すことにより、
より確度高く進むことができるものです。
こういったことは、経営においての
楽しさでもありますね。
そして、仲間と共に進める喜び。
だから経営はやめられない。
・・なんて、一人で盛り上がりながらの
今日の本題です。
------------------
■税理士としていろいろな社長と
お話しする機会があるのですが、
本当にビジネスは十人十色であり、
様々なものがあるなと思う次第です。
そのビジネスの種類として、どうしても
労働集約型となり、人が動くことによって
のみしか利益が上がらないビジネスと、
情報を利用していく商売などにより、
システム化されたものにより、
利益が生み出されるようなものもある
というところで、
その両者は対極的な存在であるようにも
感じるところなんですね。
■経営を始めるにあたり、
「そもそもその商売が儲かるかどうか」
ということは十分注意をして、スタートを
切るべきであると言えるでしょう。
どんなに素晴らしいアイデアであっても、
同業他社がいる中で競争が厳しいもの
もあるでしょうし、
また逆に、現実的に達成し得ないもの
となってしまっており、
当初から成功する可能性が極めて低いという
ものもあるかもしれません。
そのようなことを念頭に置きながら、
そのビジネスが本当に現実的なものか
どうかということは、十分考える
必要があるでしょう。
■そして仮にそれが利益を生み出す
経営であったとしても、
それが属人性高く、人がいないと利益を
生まないということになれば、
もしかすると、その人手が不足した際に
利益が止まってしまうということも
考えられるかもしれません。
そのように考えた際、もしそうなった
その先に経営の未来はあるでしょうか。
そのように、万一の事態を想定して、
もしその万一の事態が起こった際に
軌道修正が可能かどうかということは、
十分に注意しておく必要があるでしょう。
■また、もし労働集約型のビジネスモデルに
なるであろうことが想像できるとしたら、
それをどうにか属人化せずに利益を生み出す
仕組みが作れないか、ということを思索する
こともまた必要かもしれません。
大切なのは、万一の事態を想定し、
また同時に、希望ある未来に杭を打ち、
その万一の事態が起こっても破綻しない
という状況を担保し、
その希望ある未来に向かって現実的に
経営の歩を進めることができるかどうか、
ということを考えることではないかと。
■どうしても希望的観測で経営を簡単に
進めてしまいがちなものですが、
万一の事態は、適切に想定している
でしょうか。
そしてその万一の事態が起こった際、
その経営の歩みを止めることはできる
でしょうか。
そのようなことに重々注意して、経営に
おいての希望ある未来と、慎重な一歩を
両方から模索して、
最善な経営の一手を打っていきたい
ものですね。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・経営についての着想を得た際、
それが本当に達成し得るものなのか、
万一の事態を想定しているのかということは
十分に検討したいところ。
・その万一の事態を想定した際、
万一の事態が起こった際に軌道修正が
可能かどうかということも十分に検討
すべきであると言える。
・大切なのは希望ある未来を
見据えつつも、こういった
万一の事態の方に転んだとしても、
軌道修正が可能であるという状況を
担保して、経営の歩を進めることであろう。
・どうしても経営の着想を得た際は、
希望的観測を元に、前に進んでしまいがち
であるが、
万一の事態を適切に想定して、
極力リスクを潰して、
万全な状態で経営の有用な一手を
打ちたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。