2024年8月1日【売上の拡大】は「多方面から考える!」
今日から8月ですね。
感謝の気持ちを込めて、今月も朔日詣りに
高宮八幡宮へ行ってまいりました。
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これからさらに経営の思索を深めて、
スタッフ一丸となって、
幸せの『わ』を拡げていきたいと思います。
さて、本題です。
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■先日顧問のお客様との定期面談の中で、
経営に関する話題を中心に
お話をしていました。
その中で、継続的に売上が上がっていた
お客様に対してのサービスがちょうど
一年を迎えたところで終了というところで、
その先の継続がないまま終わって
しまっているというお話があったんですね。
今日はそんなことから、経営についての
お話を進めていきたいと思います。
■その話を聞いてまず私が感じたのが、
「なんとももったいないことに
なっているな…」
ということでした。
というのも、そのお客様は税理士として
関与させていただいている中でも、
ズバ抜けたお人柄の良さ、人当たりの良さ、
仕事の丁寧さや誠実さが見受けられるため、
せっかく紡いできた関係性を、一年の
決まった契約期間で終わらせるのは
本当にもったいないな、という感覚
だったんですね。
■当然、高単価の商品ではありますので、
これを継続して契約していただくというのは
現実問題難しいということもまた、
想像できるというところではあります。
そうなると、まず大前提として、
せっかく紡いだご縁を離すことなく
継続するということを考えると、
どうすれば、その目の前から離れよう
としているお客様を繋ぎ止めることが
できるか、と考えるわけですね。
■そのような際に第一に考えたいのが、
現状のプランの継続した契約は
難しいにせよ、
当然商品やサービスの提供頻度も
下がるわけですが、
何かしら値段を下げて、
商品やサービスを提案することもまた
一つの方法ではないかと考える次第です。
ちなみに、このことを「ダウンセル」
と呼びます。
■また、現状として
商品やサービスの提供が継続している
お客様に関しては、
あえてそのプランより上のプランを
提案することにより、
労力を変えることなく、単価のアップ
に繋がるということも考えられます。
もちろん、その単価をアップした分、
商品やサービスの品質は上げるべき
なのですが、
こういった手法をダウンセルに対して
「アップセル」と呼ぶわけですね。
こういったことは状況に応じて使い分けを
すると、
より適しているお客様の層にリーチできる
のではないでしょうか。
■特にアップセルに関しては、
新規のお客様ではなく既存のお客様に
対してのアプローチになりますので、
成約率も新規に比べて上がるということが
少なくありません。
■またもう一点、現状のお客様に対して
別の商品やサービスを購入していただく
ということも考えられます。
これを専門的には「クロスセル」と呼ぶのですが、
こういったダウンセルやアップセル、
クロスセルを活用することにより、
経営の見え方が変わってくるかもしれませんね。
■これを学習塾の例で考えると、
通常通りのサービス提供は「集団授業」
によるものというところですね。
これが上位のアップセルに変わると
集団から「個別指導」に変わっていく
というようなイメージです。
また、もし集団授業でも授業料が厳しい
という需要があれば、
それを「オンラインの授業」に切り替える
ことにより、
一対多のサービス提供となるため、
労力は変わらない一方、
その生徒の数を無限大に増やすことが
可能となりますので、
単価を下げることができるということに。
このオンライン授業が
ダウンセルということですね。
■では、クロスセルについてはどうでしょう。
これに関しては学習塾の場合、「教材の販売」
が該当するかなというところですね。
集団授業でのサービス提供のほか、自宅用の
学習として教材を提供するということ。
こういった点はクロスセルと呼べる
のではないかと考えます。
■というわけで今回は、
売上のルートとして、現状の一つの
ルートや手法ではなく、
アップセルやダウンセル、クロスセルを
利用した複数の手法を考えて、
商品やサービスを検討すると良い
かもしれない、といったことを
記事にさせていただきました。
こういった点は、経営についての思索を
する時間を設けないことにはどうしても
考えもしないことになるため、
そういった時間を設けて、経営者として
有効な経営の判断を常にできるように
心掛けていきたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・集客やマーケティングを考える際、
現状のルートのほか、アップセルや
ダウンセル、クロスセルという視点を持ち、
その商品やサービスの設計を考えたいもの。
・現状の商品やサービスの提供が
難しくなったとしても、
もしかするとクロスセルやダウンセルにより、
そのお客様との関係性が継続するかも
しれないということは、
念頭に置いておいた方が良いだろう。
・大切なのは、現状のルートだけではなく、
多方面からこういった視点を持ち、
商品やサービスの提供の仕方を考えること
であるため、
経営者としてそのようなことを思索する
時間を天引きし、
常に有用な経営の一定を打つことが
できるように、その時間の確保に
努めたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。