2023年4月6日【インボイス導入における】経営の圧迫
今日はTEAM MURATAXの開催日。
午後は女性社長版、夜は通常版といった流れ
になります。
私自身、この会はいろんな社長のお話を
聞くことができることと、
そんな社長たちの業種を超えた話が
融合し合って昇華していくような
場になっていることもあり、
すごく刺激的で大好きなのです。
さて、本題です。
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■4月に入ったということで、
【インボイス制度の開始まで
残すところあと半年】
を切りましたね。
そのような状況で、
先日の記事でもご案内したように、
マネーフォワードは会計ソフト上で
インボイスへの会計ソフトとしての
対応をしています。
この会計ソフトの対応について、
【どの程度しっかりとやっていくか】
ということは適切に考えていく
必要があるというものでしょう。
■先日の
リンクを再度載せていただきます。
https://corp.moneyforward.com/news/release/service/20230323-mf-press/
インボイス制度開始後は、
入力の際、経費の一つ一つの項目に
『適格』という区分が設けられ、
要は、インボイスの登録をしている
事業者の請求書や領収書であれば、
この『適格』にチェックマークを
入れて、
そうでなければ、
このチェックマークを入れずに、
従来通りこの欄はスルーして
記帳を進めていくということに。
■領収書や請求書に登録番号が
付記されているかどうかを確認し、
それをもって『適格』にチェック
を入れるかどうかの判断をする。
単純作業ではありますが、
こういった対応をすることにより、
従来の場合によっては
【2倍を要する位の労力が必要】
になることが想定されます。
これを
【真っ向から守って
会計入力をしていくか】
ということは、今一度
考える必要があるというもの。
■というのも、
当然原則的には
上述してきたような方法で、
【適格の部分にチェックを入れて
会計入力を進めていく必要がある】
のですが、これが従来の事務作業の
2倍かかるとしたら、
【その2倍かかった時間分、
経営に充てることができる時間が
奪われてしまう】
ということになるわけですね。
また、会計の記帳業務を
我々税理士事務所などの
外部に委託しているとなると、
当然その分その料金も割高に
なってくるということが
想定されますので、
【金銭面でも大きな負担を
強いられることになる】
と考えられます。
■そのような状況下において、
場合によっては、
インボイスについて100%正確な
会計処理をあえて行わず、
適度に手を抜きながら、
【最低限の部分を精査してがごとく
会計の記帳を進めていく】
というのもまた選択肢の
一つかもしれません。
そのことにより、
経営に使うことができる
時間が増えるとしたら、
また、外部に委託する
料金が減るとしたら、それは
【経営にとっては
大変効果のあること】
ではないでしょうか。
■場合によっては、
自社で経理をしている
場合において、
こういった会計処理の区分を
する必要があるとしたならば、
その分の人件費も
かかってくるわけですし、
それだけではなく
その人材(人財)の労力も
そこに奪われてしまうため、
そういった面でも、
【本来経営に使える時間が
少なくなってしまう】
というものでしょう。
■もちろん、
調査に入って否認される
リスクはあるのですが、
調査に入られて否認されたとして
その追徴税額を払ったとしても、
そういった経営に充てる
ことのできる時間や、
自社や内部で追加で発生する
料金を負担することを考えると、
場合によってはその選択の方が良い
のかもしれません。
■上述してきたように、
インボイス制度はその事務作業が
相当煩雑になり、
【時間がかかるもの】
と想定されます。
そのようなことを念頭に置いて、
自社にとって最善の対応策は
【費用面や労力面から見て
どのような方法だろうか】
ということを的確に模索し、
その最適解を求めるべく、
【どのような運用を
していくかを検討すること】
を強くお勧めいたします。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・インボイス制度について、
対応を真っ向からしていこう
とする際には、
【相当な事務処理が必要】
であるものと心得ておくべし。
・そういった事務作業に
対応していくため、
【自社の労力や資金力が
インボイス制度に奪われていく】
ということもまた心に
留めておきたいところ。
・インボイス制度について
真っ向から対応していこう
とすると、上述したように
【大きな労力と資金を
奪われてしまう】
可能性があるため、
【最低限の部分を押さえながら、
インボイスの運用をしていくこと
もまた経営にとって有用な選択肢】
であるかもしれない。
・そのような状況から
自社にとってのインボイス対応の
最適解を模索し、
【最も有用な一手】
をぜひ検討して、
インボイスの導入を進めたい
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。