2023年6月26日顧客が求めるのは【真の価値】である
今日はめずらしく終日面談がなく、
デスクワークに没頭していました。
いつもより多く仕事がさばけたかなと
いうところ。
やる時はガッ!と集中してやるのが
一番ですね。
また明日から怒涛の面談ライフ(?)ですので、
気を引き締めていきたいと思います。
さて、本題です。
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■我が家では誕生日や記念日などの
イベントがあるごとに、
【スシローにてお祝いをする】
ということが通常になっています。
<スシローHP>
https://www.akindo-sushiro.co.jp/
いろいろと料理の選択肢はあるのですが、
寿司もデザートも食べることができ、
ジュースも飲める!ということで
どうしても迷った末スシローになる
ということが多いような感覚です笑。
■そのスシローの中に最近…
何なのかは分かりませんが、
【ミニシャリというメニュー】
が出てきています。
読んで字のごとくなのですが、
普通ものに比べ、
【シャリ(ご飯)の量がなく
作られたもの】
なんですね。
■普通の感覚で考えると、
【料理の量が減っているので、
満足度が下がりそう】
なものですが、
これは寿司の特性からなのでしょう、
【ネタの味を十分に楽しみたい】
ということから
【あえてシャリを少なくしている】
というのがこのミニシャリなのでは
ないかと思うんですね。
(あくまでも私見ですが、間違いないはず…)
■そして注目すべきが、
シャリのサイズが小さくなり、
【原材料としては少なくなっている】
にも関わらず、
【料金は同じ】
ということなんですね。
もしかすると、
シャリをそれをあえて小さくする
という内部的に余分な工数があったり、
特別な機械などが使われているため
原価が下がるというわけではない
のかもしれませんが…
(これは自信のない私見…)
いずれにせよ、
商売の世界においてはこういった
【通常では考えられない
ような仕組みが成立している】
ということが往々にして
見受けられるというものなんですね。
■このことから考えられることは、
商品やサービスの購入者は必ずしも、
【値段と量に均衡を求めていない】
ということ。
逆に考えると、例えば
食材などで極端に安い値段で
売られているものがあったとしたら、
【「どうしてそんなに安いのだろう」
…と敬遠してしまう】
こともありますよね。
場合によっては
【農薬をふんだんに使い、
大量生産を可能にしている】
ことから、そのような流れでの
製造原価がカットすることができ、
【その結果販売価格も安くなっている】
という事実があるかもしれません。
■また、我々士業においては、
同業他社と比べて極端な
低価格の経営をしている場合、
【その低価格に安心さを求める】
ということはなかなか
考えにくいのではないでしょうか。
【安いということは
それなりの理由がある】
というもので、
税理士事務所のよくある例では、
スタッフが相当な時間残業していて、
【低価格の料金に見合うだけ
仕事量が強制されている】
ということも。
■そうなると、
【スタッフの労力が
キャパオーバーになってしまう】
というもので、
そのキャパオーバーをしている
状況からの仕事となると、
【どうしてもその品質に
問題が出てしまう】
ということもありそうです。
また定期的な面談に関しても、
キャパオーバーの状態ですので、
【定期面談の実施がされることの
ないまま、決算を迎えてしまう】
ということも。
【モノにしろサービスにしろ、
低価格なものほど怖いものはない…】
ということは、我々もどこかで
感じていることではないでしょうか。
■そのようなことから考えると、
先日の記事でも書かせていただいたように
【値上げは経営の選択肢の一つ】
として考えた方がいいかもしれません。
<2023.6.24今の「価格設定は適正」
でしょうか?>
https://muratax.com/2023/06/24/6615/
値上げはどうしても抵抗が
あるものなのですが、
【値上げをすることにより商品や
サービスの品質に関する努力をする】
ものですし、逆にそういった行動を
取らないことには、
【自転車操業的な経営】
となってしまい、自社にとっても
お客様にとっても
【何の進歩も満足もないまま
ただ日々が過ぎてしまう】
ということにもなりかねないでしょう。
■今日のスシローの例でも
見てきたように、
商品やサービスの購入者は、
【決して安いものを
求めているわけではない】
ということは知っておいた方が
良さそうです。
【逆に安いものはどこかしら怖い】
という感情が芽生えるもので、
逆に言えば、
高い料金を払って良いから、
「それなりの商品やサービスを
提供してくれ」
というのが本音なのかもしれません。
■そして我々微粒子起業家にとっては、
【社長一人ひとりの
十人十色の色こそが大切】
なものであり、
【その色を磨き抜き、同業他社との比較に
なり得ないような独自な色を持ち、
その色に取り付かれるファンが
ついてくれるように】
経営を考えることこそが
重要ではないかと私は思っています。
■どうしても値下げの方向に
進んでしまいがちなものなのですが、
上述してきた真実を考えると、
【決して値下げをして良いことはない】
と言えるのではないでしょうか。
「値決めは経営である」という
稲盛和夫さんの言葉は
【本当に経営の真実を端的に
言い表しているもの】
と思いますので、
値下げをしたいという思考になった際は、
こういったことを念頭に置いて、
今一度経営全体の思索をして
みると良いかもしれませんね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・スシローにおいてのミニシャリを考えると、
商品やサービスの買い手は
【消して安いものだけを
求めているとは限らない】
と考えられるもの。
・我々が買い手になって考えた際、
【安過ぎるもの抵抗がある】
ということはないだろうか。
【安いには安いだけの理由がある】
と考えるのが通常の思考で
あるように感じる。
・買い手の真の声は、
「高くてもいいから安心する、
満足するような商品やサービスを
提供してくれ」
ということではないだろうか。
・値下げに関しては、
資金力のある大企業の大量生産に
敵う状況ではないため、
我々微粒子企業はそれぞれの色を強固にし、
【その色にお客様が取り付いて】
いただけるよう、経営の未来を見据えて、
値決めなどを心がけたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。