2024年5月21日【手計算での定額減税】はかなり危険!
3月決算も佳境に入っています。
今年は終わりそうで終わらない案件が
複数社ありますので、
計画的に進めていきたいところです。
また、新たなスタッフと一緒に仕事を
進めていく準備段階にも入っていますので、
これはこれでまた楽しい気持ちです。
さて、本題です。
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■もうすぐ世間を賑わせている
『定額減税』がスタートしますね。
定額減税とは簡単に言えば、
【所得税について3万円を、住民税について
1万円をそれぞれ減税する】
という制度になります。
これが減税となる制度である上に、
この所得税の減税については
【給与計算を通じて源泉所得税を減額する】
ことにより減税をしていくという手続き
になりますので、
【事業所の給与計算が相当煩雑になる】
ということは覚悟しておかなければ
なりません。
■正直なところ、
「何という愚策なのだ…」
というところなのですが、
決まったものには従わざるを得ませんので、
どうにか対応していきたいものですね。
この定額減税については本人のほか、
【本人が扶養している配偶者や扶養の方
についても減税の対象】
となります。
給与計算の際は、配偶者や扶養の人の
人数によって減税される額が
決まっていくわけですので、
慎重に把握していくことが必要です。
■なお、配偶者の方についてと
扶養の方については、
この定額減税の扶養の概念として、
【合計所得金額が48万円以下の方】
を対象としています。
したがって、配偶者の方で年末調整では
控除対象となる
【配偶者特別控除の対象となる
配偶者の方については基本的に該当しない】
こととなりますので注意が必要です。
そして上述したように、
扶養の人数によって定額減税の
額が変わりますので、要注意であると言えます。
■これを実際に手計算で対応しようとしても、
どうしても計算が煩雑になり、なおかつ
【計算ミスを犯す可能性】
がありますので、正直なところ
【自分自身の手で計算をすることは
避けた方が良いかな】
と私は考えています。
ではどのようにすれば良いかと言えば、
【給与計算ソフトを利用する】
ということなんですね。
オススメはやはり、マネーフォワードの
『クラウド給与』で、クラウド会計と
連携していくことでしょう。
https://biz.moneyforward.com/payroll/
■社会保険労務士の方に給与計算を
依頼されているようであれば
もちろんそれで良いのですが、
ご自身で給与計算をする場合、
この給与計算ソフトを使うことにより、
通常の場合、有料の計算ソフトであれば
扶養の人数を適切に入力することによって
定額減税の額が変わってきますので、
そのように対応すれば
【自動的に定額減税に対応できる】
ことが想定されます。
したがって、この定額減税に関しては
【極力給与計算ソフトを利用して
ミスのないようにしていく】
ようにしたいものです。
■定額減税についてはいろいろ細かな点は
あるのですが、
大枠についてはそのようなところで、
結論として
【給与計算ソフトを使用するか、
社会保険労務士の方にお願いするか】
のどちらかになるのかなというところです。
どうしても、定額減税については
細かく突き詰めると様々な論点があり、
複雑に感じるものではありますが、
実施すること自体は単純ですので、
そのような点を念頭に置いて、
適切に定額減税の処理をしていくように
しましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・定額減税とは、簡単に言えば
【本人の所得税から3万円、
住民税から1万円を減税する】
という制度である。
・この所得税の減税については
給与計算を通じて減税することになり、
住民税については基本的に市区町村が
自動的に減税してくるものである。
・所得税についてはその計算方法が
複雑であるため、
【極力有料の給与計算ソフトを利用して、
自動的に定額減税を計算】
する仕組みを作りたいもの。
・定額減税をはじめ給与計算については、
従業員の方の給与計算に直結し、
それはすなわち
【従業員の方の労働に対する対価としての
給料を適正に算出する】
ことに繋がるため、そのような点を重視して、
給与計算についての意識を今一度再考したい
ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。