2019年10月14日経営における【冬眠】は避けるべし
【本日の活動】
・朝イチで出勤
・昼からは家族タイム
こんばんは。
福岡市中央区天神の【あなたの財布の見張り役】、
税理士の村田佑樹です。
仕事が多い時期は、日曜日の午前中だけ出勤することも多いのですが、今朝は久しぶりに自転車で出勤してみました。
目覚めとともに最近感じるのが、なかなかの肌寒さ。
これが自転車となると、寒さの感じ方も強いだろうと思い、ヒートテックを身にまとい、マフラーも装着。
案の定、風を切るような自転車の運転は、冷たい風がダイレクトに肌へ。
マフラーも大正解でした。
10月にもなると朝昼晩の寒暖の差が本当に激しくなりますね。
このことから考えるのは、経営における寒暖の差。
季節によって、時期によって、そして年によって、経営の好調さにバラつきあるということは、往々にしてあるもの。
経営の閑散期は、いわば冬。
動物的な経営をしていく…つまり目の前のことに猪突猛進的に経営をしていくということは、来たるべき冬に備えての準備ができていないということも少なからずあることでしょう。
そういった状態では、やはり動物的な【冬眠】の状態に入るということが避けられない状況になってしまうことが考えられます。
冬眠とは、何もできない状況。
経営においてこの冬眠を迎えてしまうということはなんとしても避けたいものです。
冬においても、命を絶やさないためには、冬でも得ることができる食料を確保していくことが必要。
農作物に例えるとしたら、食物は種をまき、実がなることにより初めて収穫ができ、その結果、その果実を手にすることができて、冬が暖かいものとなることでしょう。
大切なのは、種をまいてから実がなるまでには、【それ相応の期間を要する】ということ。
つまり、来たるべき閑散期に備え、しっかりと好調な時期にも種まきをして、淡々粛々とその想像しうる限りの過酷な時期に備えるということが何より重要なのです。
どうしても、経営が好調な時ほど、周りが見えにくくなってしまいがち。
為替相場などにも見られるように、株価の上昇が来れば、必ず下落の時期も来る。
経営も全くもって同じで、好調な時ほど、不調な時期が来たときのことを考えねばなりません。
やはり、経営の全体像を俯瞰しておくということはすごく大事で、ビジネスの構造のみならず、こういった好調期や閑散期の時期というものもしっかりと頭に入れて、できるだけ、波を打つような(換言すれば、バランスが悪い)経営ではなく、【水平的な変数の少ない経営】を目指していきたいところです。
そのためには、日々淡々粛々と、そして未来において【波及効果の高い】行動を『地道に』とっていくべき。
急な加速は、急な減速を伴います。
通常の道路から高速道路に乗るが如く、ゆっくりとスタートしてだんだんと加速していき、速度を安定させることにより、安全な、かつ、健全で安心的な経営を目指すことができることでしょう。
夜も本当に冷えますね。
経営者にとって、本当に体が資本。
しっかりと睡眠をとり、体を冷やさないように体調には充分気をつけましょう。
自戒をこめて(汗)。