2022年8月2日「最低賃金が改訂される」というニュースから想起されること
■本日のことですが、
全国の平均賃金引き上げのニュースが
飛び込んできました。
<Yahoo!ニュース 物価高で「過去最大」決着
中小支援が不可欠 最低賃金引き上げ>
https://news.yahoo.co.jp/articles/b67c40b3a3976989a6fb68f866dd5ee2a1fce340
現在のところ、『改定の目安』として
厚生労働省から発表されていますが、
福岡県でいけば、
【現在より30円程度】
最低賃金が上がりそうな様子です。
その他の地域では
31円の引き上げ等と
なっているようですね。
これが『目安』となっているので、
現実がどうなるかは定かではない
ところもありますが、
少なくとも、方向性としては、
【大幅な賃金引き上げ】
となりそうです。
■経済状況が不安定な中、
我々イチ消費者についても、
円安やコロナなどによる
原材料やガソリン代の高騰、
そのようなことに伴い、
日常生活の用に供する物品等が
値上がりしている状況です。
これに対応する形で
サラリーマンの方の賃金を上げて、
その生活を維持していく
ことができるように…
ということから、
今回の大幅な賃金改定がされた
のではないかと推察されます。
…あくまでも個人的な推察に
過ぎませんので、
その辺はご了承願います(汗)。
■経営者の方については、
経済状況が苦しく、
売上が低迷している中での
最低賃金アップのニュース。
これは、経営側において、
相当な痛手となると言えます。
現状と何も変わらない環境で
賃金が増えるという状況ですので、
何かしら手を打っていかないことには、
従来よりキャッシュが
湯水のごとく出ていくということに
なりかねません。
■これは、
以前の記事で書かせていただいた
いわば
【悲観的な未来】
に紐付くものと言えそうです。
<2022.6.15目標は【希望+悲観】
で設定を!>
https://muratax.com/2022/06/15/5312/
予測不可能な、そして、
万一の有事に備えての目標のことを
【悲観的な目標】
と呼んでいたわけですが、
この最低賃金の引き上げについても、
経営者にとっては『悲観的な事実』
に基づく現象ではないかと
思う次第。
■ただ、悲観的とは言え、
これが現実となっていますので、
経営において、この難題に
対応していかざるを得ない
ということになります。
では、具体的にどうしましょう。
この思索をすることが、
まさに経営者の仕事であり、
場合によっては、
売上アップを目指すのか、
また場合によっては、
さらなる経費の削減を目指すのか。
さらには、業態の変更を考えたり、
現状に加え、
新規のビジネスを投入するのか。
いろいろな施策があるかと思います。
■ただ確かなのは、
【何もしなければ従来より
資金流出が増えてしまう】
ということ。
「この資金流出を食い止めるためには、
どのようにすれば良いか。」
このような適切な問いを
立てることにより、
何かしらの経営の解が導き出され、
そこから行動につながるものです。
■これからどんどんと
『予測不可能な時代』に入っていく
気がしてなりません。
その中で、
こういった悲観的な未来を想定し、
いかに前倒しで経営を組み立てていくか
ということも、
我々微粒子起業家にとっての、
経営のみならず、人生においての
課題であると言えそうです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・全国的な最低賃金改定のニュースが
入ってきた中で、
経営者として、資金流出に
追われないように
何かしらの手立てを
していくべきであると言える。
・現在の経済状況においては、
この最低賃金アップのことに
かかわらず、
これからも次なる不都合な事態が
起こってくるものと考えられる。
・そのような状況下において、
「これを脱するにはいかなる
次の一手が必要か」
という問いを立てることにより、
常にその問いに対する解を
探っていきたいものである。
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。