2022年8月3日友人の事故死から1年を経て思うこと
■ちょうど1年前のことですが、
私の友人が交通事故により
亡くなりました。
これは防ぎようのない事故
ではあったのですが、
相手側の居眠り運転により、
こちらは普通に運転していたところ、
正面から突っ込まれたとのこと。
■友人とは勤務時代から、
15年ほどの付き合いで、
事故当時は、彼がその当時
お付き合いをしていた彼女と
ちょうど婚約をしており、
この事故のあった週末には
指輪を買う予定だったとのこと。
彼女の方も同じく15年ほど前から
知っており、
本当にお似合いのお二人でした。
そのような幸せな未来が、
一瞬にして潰えてしまったということが、
何より胸を締め付けられた
というところ…
■私たちは、
日々リスクにさらされています。
そしてこのリスクには、
防ぐことができるもの、
そして防ぐことが難しいもの、
それぞれがあるように思います。
今回の交通事故に関しては、
どちらかと言えば防ぐことが難しかった
と言わざるを得ません。
私はこの事故以来、
従来より車の運転は好きではなかったものの、
なおのこと車に乗ることを
ためらうようになりました。
これは、自分自身が被害に遭うのを
避けるためというよりは、
逆に自分の運転により、自身が加害者となり、
被害者となる方の人生を汚してしまう
という恐れからのこと。
■そもそも、車の運転をしなければ、
少なくとも交通事故で自分が加害者になる
ことは考えにくいわけですので、
これも私なりのリスク対策なんですね。
どうしても移動を伴うことになると、
車のみならず、
バスの事故、タクシーの事故、
電車の事故、飛行機の事故…
このようなことが起こり得ることは
否定できないでしょう。
そうなると、場合によっては、
極力オンラインの面談等により、
移動を避けることが必要かもしれませんし、
そのようなビジネスモデルを構築する
ということもまた、
選択肢の一つかもしれません。
■極端な例かもしれませんが、
「どのようにすれば
リスクを最小限にできるか」
という問いを立て、
その問いに対する解を深く考え、
この問いを解決していくことこそ
重要なんですよね。
どうしても、知らず知らずのうちに、
社会一般的な常識に自分の思考が
左右されることも考えられますが、
その常識は、往々にして誤っている
ということも、
少なくないように感じます。
■誰がなんと言おうと、
自分の人生。
自分の経営。
この人生や経営を守るために
最善を尽くすとしたら、
どのようなことが
考えられるでしょうか。
これは、
現在の不安定な社会情勢の中では
命題とも言えるかもしれません。
■今日は友人の事故から一年ということで、
友人のことを想定し、
そこから思ったことを記事として
書かせていただいた次第。
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・・・今日は久しぶりに、
彼女の方にも連絡を取ってみました。
その心の状況は、
当然私には計り知れないものですが、
何とかこの苦難を乗り越えて、
これからも彼女の人生が、
彼女にとって豊かなものになればなと
思ってなりません。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・リスクは、避けることができるものと
避けることが難しいものに大別される。
・避けることのできるリスクについては、
極力積極的に避けていきたいもの。
・避けることが難しいものについては、
それでも同様に、
極力その避けることが難しいリスク自体を
最小限に抑えるためには
どのようにすれば良いか
ということを考えたいもの。
・何はともあれ、一度きりの人生、
そしてかけがえのない自らの起業家人生。
希望がある未来を想定することは
当然大切である一方、
それ以前に、万一の悲観される未来も想定し、
その悲観が現実にならないようにするには
どのようにすれば良いかということもまた、
思索していくべきであるのかもしれない。
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。