2023年3月13日【融資の一括返済】をする際に考えたいこと
福岡の今日は、昨日と比べ10度程気温が
下がるようです。
なんだかよくわからない天候ですが、
体調管理には十分気を付けて
過ごしていかないといけないですね。
さて、本題です。
 
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■4月には日銀総裁が
 【10年ぶりに変更になる】
 などということで、
 日本の経済の見通しもまた変わってくる
 ことになるかもしれません。
 
 現状においては、
 従来の政策と変わりないような
 様子も見受けられますが、
 こればかりは、
 【新総裁が就任してみないとわからない】
 というものでしょう。
■そんな中心配なのが、
 【金利】
 について。
 住宅ローンの金利や、
 我々が融資を受ける際の金利、
 また不動産投資をする際にも
 
 【金利の影響は避けられない】
 ものです。
 こういった金利を考えた際、
 【現在の融資をどうするのか、
 そしてこれからどのように
 融資を検討していくべきか】
 ということを考えるものでしょう。
■そんな中、
 融資を返済していくにあたっては
 【借入利子が発生する】
 ことになりますよね。
 【利息を支払うということは
 一般的にマイナスイメージ】
 ではあるのですが、この点こそ、
 【微粒子企業家にとって
 正しい判断をすべきポイント】
 であると言えます。
 どうしても利息の支払いが
 もったいなく感じてしまうと、
 現金が貯まって段階で
 その融資を一括返済し、
 【利息が浮いたことにより
 気持ちは軽くなる】
 ものなのでしょうが、
 その気持ちが軽くなるというのは
 
 実際の現金の収支というより
 むしろ、『感情』で動いている
 という状況ではないでしょうか。
■お金のことを考えるにあたり、
 【感情は極力排除すべきである】
 と私は考えています。
 もちろん、現金を使って
 高額な料理などを堪能することにより
 
 【満足度を高めて、感情を良い方向に
 持っていく】
 ということもまた重要です。
 しかしながら、そういった現金を
 使う際の判断をする際は、
 【『感情』を排除して、
 『勘定』を元に考えていくべき】
 
 であると考えています。
■そんな中で、
 
 経営者として考えたいのが、
 
 【一括返済するということは
 どういうことか】
 ということなんですね。
 一括返済ということは、つまり、
 
 本来は現金の支出(融資返済)が
 猶予されているものを、
 あえてその権利を放棄し、
 
 【自ら多額の現金の流出をする】
 ということ。
 端的に言えば、
 【手元から使える現金が消える】
 ということなんですね。
 
■ではその前提で経営を 
 
 考えてみるとどうでしょう。
 本来使えるはずの現金が
 使えないわけですので、
 新商品の開発であったり、
 広告であったり、
 雇用や外注費への資金の
 投入であったり
 集客やマーケティングなどの
 費用であったり…
 そういった多額の資金が
 必要となるような投資が、
  
 【一括返済をすることにより
 できなくなる可能性がある】
 ということは十分に理解して
 おいた方が良いでしょう。
 
■そんな中で考えたいのが、
 融資の返済をその契約通りに
 淡々と続けていく際の
 【利息の部分】
 と、自らの経営において、
 
 その返済が猶予をされている
 現金を有効活用することによる
 
 【自分の事業での利回りのバランス】
 なんですね。
 利回りのバランスと考えると
 難しいかもしれないのですが、
 
 手元の猶予されている現金
 を使うことにより、
 【追加の売上高がどれだけ
 見込まれるか】
 そして売上高が上がれば、
 
 【経費はどの程度増えるか】
 ということを考えると、そこから
 利益が導き出されます。
■その利益こそが、
 【自分の事業の利回りを
 求める際のベース】
 となるもので、場合によっては、
 【一括返済により浮いてくる金利より、
 自分の事業の利回りの方が大きい】
 ということが考えられるというもの。
 どうしても一括返済は利息が
 免除されるようなイメージであるため、
 積極的に実行していきたい
 気持ちになるものなのでしょうが、
 【経営においては現金こそが血液】
 とも言えるものですので
 
 【金利の面だけを見て
 決定するのは早計である】
 と言えます。
 【現金が貯まってきた際には
 気持ちが大きくなってしまいがち】
 なものですが、ぜひ上述した
 【感情を排除して現金を支出すること
 についての決定する】
 ということを念頭に置いて
 いただきたいなというところです。
■というわけで今日は、
 【日銀総裁が変更になる】
 ということによる金融の不安から、
 【融資についての考え方】
 を私なりの見解で述べさせて
 いただきました。
 ぜひあなたも、上述したことを参考にし、
 【現金の使い途】
 を今一度考えてみてはいかがでしょうか。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・融資の返済の際は
 利息を伴うものであるが、
 その利息の意味合いは、
 【お金を多く借りている
 ことによる手数料(保証料)】
 とも考えられるものかもしれない。
・そのように考えると、
 利息という手数料を払い、
 【他人のお金を有効に
 利用させてもらえる】
 わけで、その他人のお金を
 【どうやって有効活用するか】
 ということを考えるこそが
 有用ではないだろうか。
・どうしても利息には負のイメージが
 つきまといがちであるが、上述した
 【他人のお金を使うこと
 により経営が拡大する】
 としたら、それを利用しない
 手はないだろう。
・現金の支出を伴う際の決定は、
 
 【『感情』を一切排除し、
 現実的な『勘定』の面を重視】
 して、その意思決定を検討したい 
 ものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
	





