2023年7月26日【消費税の還付申告】とは
今日は終日Zoom面談。
快適な自宅の仕事部屋にて、
昇降デスクを利用しながら仕事をしています。
やはり快適な環境だと、
生産性がかなり上がっているのが
感覚として分かるものですね(^^)。
さて、本題です。
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■事業を進めていくにあたり、
業績が伸びてきて、
消費税の対象となる売上高が
1千万円を超えた際、
【その翌々年から消費税の納税義務者】
となります。
今日はその消費税について、
お話をしていきたいと思います。
■上述したように、
消費税の納税義務者は、
前々年の課税売上高
(消費税の対象となる売上高)が
【1千万円を超えているか】
どうかにより判定します。
そしてその翌々年において、
消費税の対象となる金額を計算し、
消費税の申告をするわけですね。
■そして、もう一点注意が必要なのが、
【消費税については中間申告
の必要があるケースがある】
ということ。
ざっくり申し上げると、
【年間の消費税額が60万円を超える】
ようであれば、(厳密に言えば税額は
若干変わるところはあります)
その翌年において、
【基本的にその年度の消費税額の
半額を税務署に納付する】
必要があるんですね。
■その際に、ちょうど半分を税務署が
通知してきた通りに払うことを
『予定納税』と言うのですが、
通常の場合この予定納税を
していくということに。
しかしながら、前年が偶然にも好業績で、
【消費税の納税が多額になっている】
などということがあるようであれば、
【当期の半年間を1つの課税期間】
として、『仮決算』を組むことにより、
【その半年分の実績に基づいて
中間申告をすることが可能】
となります。
■そしてその中間申告や
予定納税をした税額については、
結果としての一年間の消費税額の
年間の税額から、
その前払いとも言える
【予定納税や中間納税の額を
差し引いた残額を税務署に納付する】
という仕組みなんですね。
当然前払いですので、
当期においての年間の消費税額が
中間納税額を下回るということも考えられます。
その際には
【消費税が還付となってくる】
ということになるわけです。
■そして大切なのが、
【上述した還付については
いわゆる還付申告ではない】
ということ。
還付申告とは、年間でもらった
消費税から使った消費税を
差し引いた結果マイナスになる…
つまり
【もらっている消費税より
使っている消費税が多い状況
があって初めて還付になる】
という状況なんですね。
■よって、もらった消費税から
使った消費税を差し引いた
結果プラスになったものの、
中間納税や予定納税により年間の税額を
上回る納税をしていたことにより
それが還付されるというのは、
【この還付申告とは異なるもの】
であるということは
知っておくようにしましょう。
■そして、消費税の還付申告になると
【税務調査の目に留まりやすい】
ということもまた
事実として言えます。
また還付申告をする際は、還付申告に伴って、
その申告書に
【明細書を添付する必要】
があります。
その明細を添付するような還付申告こそが、
【本来的な意味の還付申告】
ということなんですね。
■逆に中間納税や予定納税が
年間の税額を上回っている
ということによる還付については、
【本来の消費税の確定申告の一環
として、たまたま還付になっている】
というように考えられます。
こういったケースでは、
上述した還付申告に関し明細書の
添付をする必要はないわけですし、
【税務調査の目に留まりやすいか】
と言えば、決してそんなことはないわけです。
■どうしても還付申告というと
【単に消費税が戻ってくるものすべてを指す】
と認識してしまいがちなものですが、
上述してしたようなことを念頭に置いて、
本来的な意味での還付申告をする際は
【明細書を添付し、税務署に適正に申告をする】
ようにしましょう。
■消費税の申告ミスは思いのほか多く、
【会計処理を誤っていることにより
還付になっている】
ということもまた考えられます。
還付になる原因としては、
【売上でもらった消費税より
経費で使った消費税が多い】
ということ…つまり
【業績が芳しくなかった】
ということ。そして、
【設備投資や固定資産の購入により
多くの消費税を使ったこと】
により生じるものです。
■上述したようなことに
該当しないようであれば
通常は還付にはなり得ませんので、
もし結果として還付になった際は、
消費税の会計処理を見直した方が良い
かもしれませんね。
なお、
【輸出取引により売上でもらう消費税がなく、
仕入などで使っている消費税が発生する状況】
においても還付申告となり得ます。
■いずれにせよ、
消費税の会計処理を適切にし、
その申告も的確にしていくことを
心掛けるようにしましょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・消費税の申告については、
いわゆる
【確定申告と、還付申告の
2つに分けられるもの】
と心得ておくおくべし。
・中間時点の納付をした税額が、
結果としての年間の消費税額を
上回っているようであれば、
それは還付となるものであるが、
【年間の税額が発生している時点で、
それは還付申告と言わない】
ということは知っておきたいもの。
・還付申告は、
【もらった消費税より使った
消費税が年間を通じて多かった】
ということにより初めて
生じるものであるため、
【還付申告の定義を明確に理解】
しておくことが重要であると言える。
・そしてその還付申告の際には、
【還付に関する明細書を
添付しなければならない】
ため、的確にそういった書類の
添付も忘れることなく実施し、
【適正な消費税の申告をすること】
を心掛けたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。