2025年6月3日【所得税の予定納付漏れ】には要注意!
今日は事務所の担当者チームの
ミーティングの日でした。
6月は税務と社会保険のイベントが
目白押しですので、
チームで認識を揃えたという回に。
さて、そんなことから本日の問題です。
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■個人事業主の方については、
税務署への確定申告を通じて、
所得税の申告をすることになります。
また確定申告をすれば、自動的に、
個人事業税や住民税の申告も完了した
ということになり、
この個人事業税と住民税、
そして国民健康保険料などについては、
市区町村がその計算をして
通知をしてくるということに。
<2023年5月25日【6月に住民税と
セットで来る】イタイものとは>
https://muratax.com/2023/05/25/6503/
■そして、所得税については、
基本的に前年度の年間の納付した
所得税額が15万円以上となる
場合について、
今年に確定申告の際に納付する
所得税の前払いをする必要が
出てきます。
■これを「予定納税」と言うのですが、
この所得税の予定納税については、
決して納付漏れが出ないように
しなければなりません。
というのも、昨年あたりから、
所得税の納税を金融機関等での
窓口納付以外の手段となる
オンラインにて納付している方
については、
納付書が送付されないことに
なっているようです。
言い方を変えると、
納付書が送付されてこないので、
予定納税をしなければならない
ということ自体を忘れてしまう
ということになりかねない
わけですね。
■こういったことを避けるために、
基本的には、納期限の日に
事前に登録した口座から自動的に
口座振替がされる
「振替納税」を設定することを
弊所ではオススメしています。
<振替納税のお勧め-国税庁HPより>
この振替納税をすることにより、
税務署からの通知がなかった
としても、
(もちろん残高の確認は必要では
ありますが)
自分の手で納付をする作業が
不要となりますので、
うっかり納付漏れ…というリスクが
軽減されることに。
■逆に言えば、
この振替納税をしていない方や、
現金納付以外の方法にて昨年の納付を
している方については、
決して納付漏れが出ないように
注意しなければなりません。
■e-Taxで申告している方については、
このe-Taxのメッセージボックスに
6月の後半か7月の初旬あたりに
この所得税の予定納税についての
メッセージが格納される
はずですので、
くれぐれも納付漏れが出ないように、
細心の注意を払っていきたい
ところです。
なお、この予定納税については、
所得税のほか、消費税についても
出てきます。
所得税の予定納税は年2回となっていて、
7月末と11月末なのですが、
消費税の予定納税については
8月31日が納期限となり、
振替納税については、
今年は9月29日が振替日と
なっているようです。
■上述してきたように、
この予定納付については、
税務署から何かしらの通知等があり、
気がつくことができれば
良いのですが、
気がつくことができないまま、
納付漏れとなってしまうリスクが
少なからずありますので、
特に所得税と消費税の予定納税
については、
的確にその納税スケジュールを把握し、
決して漏れがないように
納付の対応をしたいものですね。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・所得税については、
前年度の年間の所得税の
納税額が15万円以上であれば、
7月末と11月末を納期限として
予定納税が発生する。
・消費税については、同じく前年度の
年間の消費税が
(大まかにではあるものの) 60万円程度
あれば、年一度の予定納税が発生する
ということも、併せて心得ておくべし。
・こういった予定納税については、
税務署からの事前通知がないままに
納付漏れになってしまうケースが
考えられるため、
決して納付漏れをすることの
ないように、細心の注意を払いつつ、
納税の管理を心がけたいものである。
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今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。