2022年2月1日資金が苦しいのは売上が下がっているから?
今日から2月。
12月の頭から休みなく走り続けています。
「もう2月か…」という感覚ですが、
今年はかなり高い目標を掲げているので、
これからも走り続けます!
さて、本題です。
----------------------
■こういったコロナのご時世においては、
資金繰りに窮している状況が
往々にして見受けられます。
しかしながら、
「資金繰りに窮している」
と一言で言っても、その状況は様々。
そのあたりのご相談に乗らせて
いただく中で、
【綿密にヒアリングをしていかないと、
全くもって見当違いな回答になってしまう】
というものなんですね。
■資金繰りが厳しくなっている要因として、
【売上が減少している場合】
【経費が多くかかってしまっている場合】
【そもそものビジネスの構造を
見直すべき場合】…
3番目に関しては、
コロナだけの要因ではなく、
根本的な経営スタイルを見直す
必要があることが少なからずあります。
そしてこのようなことに関しては、
第三者である私はもちろんのこと、
【ご相談をされている当のご本人にも、
どのような解決策が見えるのか
皆目見当がつかない】
というもの。
そんな中で、
【どこにその原因があるのか】
ということを対話を通じて探っていく
わけですが、
その辿り着く答えは、まさに十人十色。
【必ずしも世間一般的に考えられている
資金繰りを改善する手法を
用いることだけが正論とは言えない】
というわけなんですね。
■コンサルティングを
させていただいている場合は、
多少なりとも第三者である
私の考えが反映されるため、
同じく多少なりとも何かしらの
ヒントを見出していただくわけですが、
これがご本人だけでグッと
考え込んでしまう状況になってしまうと、
【なかなかその打開策が見えない】
というもの。
資金繰りに窮している原因が
『人件費』だということを
断定したとして、
【どうやって従業員をリストラしようか】
と考えたりするものですが、
そもそもの
『営業時間の変更』であったり、
『従業員のシフトの変更』であったり、
いろいろな配置換えをすることにより、
【人員削減をしなくても、
大きな改善を見込める】
ということもまた考えられます。
『人件費』一つとったとしても、
上述したのはほんの例であり、
その他にも
【その会社の置かれている状況によって
解決策が異なる】
ということなんですね。
■そんな中で
通り一辺倒な解決策により
強引な手術をしたとしても、
それは
心臓に問題があるにも関わらず
腸を切断してしまった…
だとか、そういった
『経営における致命傷』
になりかねないこともある
と言えるわけです。
■上述してきたように、
自らの抱え込んでいる問題は、
実は角度を変えて見ると
そこ自体が問題ではなく、
【その他にボトルネックとなっている
部分がある】
ということが
往々にして見受けられます。
経営に行き詰まってしまった時ほど、
より柔軟で広い経営の視野を持って、
その解決策を模索したいものです。
------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者にとっての問題は、
俯瞰してみると
実はその問題自体が問題ではなく、
【他にボトルネックになっていること】
が往々にして見受けられるものである。
・そして、どうしても
一人で考え込んでしまうと、
そこから広い視野を見い出すことは
できず、場合によっては
【第三者にも見てもらい、
違う角度から問題点に切り込んでいく
必要があるもの】
と心得ておくべし。
・問題点の誤認識により、
【切り込むべきでないところに
切り込んでしまい、それがのちに
致命傷になるほど怖いものはない】
と言える。
問題点を抱えた時こそ、
広い視野を持って全体を俯瞰し、
適切な改善策を考えたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。