2022年9月4日稲盛和夫さんの「値決めは経営である」という偉大な言葉
今日は家族と経営者仲間かつ友人と
久々のバーベキュー!
人に対する思いやりに溢れる友人と、
いろいろな仕事のことについて語りました。
やはり、人と人との繋がり。
独りで進んでいくよりも、
人を思いやり、持ちつ持たれつで
繋がって進んでいくことは
大切なことだし、
私自身一番大切にしたいこと。
今日は休みではありましたが、
すごく心温まり、また大きな学びの
時間を過ごさせていただきました。
子どもたちも嬉しそうで何より(^^)
さて、本題です。
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■ついに、
『1ドル140円』
という円安の大きな数値に達しましたね。
<Yahoo!ニュース食品、再値上げも
円安進行、追い込まれる輸入産業>
https://news.yahoo.co.jp/articles/42053b92902ed0167eba87f71c9e473a05c55a68
円の価値がどんどん
下がっていくことにより、
我々事業者にとっての
仕入や経費についても
値上がりは避けられそうになさそうです。
当然原価や経費が
値上がりするわけですので、
【従来の単価設定では、
一方的に売り手側が苦しんでしまう】
ということになりかねません。
そのように考えると、
この経費の増大により、
【値上げをしていく】
ということを経営の方針として
決めたいところ。
逆に『値上げをしない』となると、
【ただ経費が増えていくことから、
どう考えても経営は下向きに
なってしまう】
と考えざるを得ませんよね。
■この、
『値上げ』については、
躊躇しがちなものなのですが、
適切に自社という経営の船を
コントロールするにあたり、
【まずは適切なエンジンを携え、
また、適切な装置を配備した上で
航海に出ること】
が重要となります。
当然向かってくる波が強くなる
(経費が増大する)わけですので、
【それ相応の備えをする必要がある】
というもの。
これが『値上げ』
ということなんですね。
■過去、
消費税が5%から8%に値上げとなった際、
また8%から10%に増税となった際、
適切に値上げに踏み切れなかった方も
少なからずいらっしゃいます。
その結果どうなったかと言えば、
これは上述してきたことから
推測が付くかと思うのですが、
【消費税の納税のため資金繰りが悪化し、
従来と経営状況は変わらないのに、
場合によっては廃業に追い込まれた】
ということも。
今回は消費税ではないのですが、
原理原則としては、そういった
【外圧による経費の増大により
資金繰りが悪化することになる】
ということは明白です。
■【経営のステージにより、
その費やす経費も大きくなる】
というのが一般的でしょう。
そのように考えると、
【その経費の増大に応じて
適切に値上げをする】
ということは経営にとっては必須である
と私は感じています。
利幅が少なくなった状態で
動いていくことを強制すると、
【動けば動くほど経営が
苦しくなっていく】
ということが考えられます。
したがって、
経済状況の動向を踏まえ、
また実際の経費の増大をも踏まえ、
【その状況に応じて適切に
商品やサービスの値上げを
していくこと】
が大切なんですね。
■上述してきたように、
【値上げは経営を継続するために
避けられないもの】
ですので、仮にそこに
同意が得られなかったとしても、
【それは自社が生き残っていくためには
必要である】
ということ。
特に輸入が絡む業種については
なおのことですね。
直接か間接かを問わず、
円安により支払いが増えることは
避けられませんので。
■『売り手』と『買い手』
という立場を考えた際、
【買い手が優位に立つ】
ということが
往々にして見受けられますが、
【商品やサービスを
提供する対価としての料金】
ですので、その両者は均衡している
状態がベストであるはず。
そのように考えると、
【そのステージに応じて
経営の一手を適切に
選択していくこと】
が極めて重要であるわけです。
■『値上げ』は躊躇するもの
のようにも感じられますが、
適切に値上げをすることにより、
自社の経営を存続し、
そして、利益をキープし、
よりお客様に対して
大きな価値を提供すべく、
その経営の見直しを
続けていきたいものです。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・【値決めは経営である】
というのは、先日お亡くなりになった
稲盛和夫さんの名言。
・この言葉に見られるように、
【適切な値決めをしないことは、
経営の衰退に繋がっていくもの】
と心得ておくべし。
・円安が進んできた最近において、
【経費の増大】
は避けられないものであると言える。
・【その経費の増大に応ずる形で、
適切に値上げをしていくこと】
は経営において
必須の一手ではないだろうか。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。