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トップページ ブログ > 税務について > 【来たるべき納税】に備えるためのアクションを考える

2024年12月26日【来たるべき納税】に備えるためのアクションを考える

年末ということもあり、
かなりいろんな業務が立て込んできています。

どうしてもこの時期はマルチタスクに
なってしまいますが、

一つひとつ入念に、確実に仕事をこなして
いきたいところです。


さて、本題です。


------------------


■何度も申し上げているところですが、
 いよいよ年末というところで、

 個人事業主の方については、納税額の試算
 のほかふるさと納税の限度額なども
 検討をして、

 ふるさと納税を実施されているのではないか
 と思います。

 今日はふるさと納税のお話ではないのですが、
 個人事業主の税金についてのお話をして
 いきたいと思います。

 
■個人事業主については、その事業所得に
 かかる税金として、所得税や住民税、

 そして個人事業税というものも業種に
 よってはかかってくることになります。

 また所得税については、ざっくりですが
 年間の所得税額が15万円を超えると、

 その翌年は予定納税という所得税の前払い
 をすることになります。

 住民税については、今年度の所得に対して
 の税額を、翌年6月から4分割で納付する
 ような形になり、

 個人事業税についても、今年の所得の金額
 によってかかってくるもので、
 
 基本的に8月と11月にその納付があるという
 ものになります。


■このほか、個人事業のみで事業している方
 については、

 翌年6月に国民健康保険料も決定します。

 よって、今年の所得により国民健康保険料
 と住民税について、翌年の6月に通知が来る
 ことになり、

 場合によってはこの額に驚愕するという
 ことも少なくない状況かなという
 感覚です。

 これも以前の記事の中で書かせていただいて
 いることではあるのですが、

 納税を突発的なイベントではなく、
 計画された定期的なイベントとして捉える
 ことが大変大切というところなんですね。

 <2024年5月1日【納税の積立】は適切
 かつ計画的に!>
 https://muratax.com/2024/05/01/7695/


■方法としては、年間の納税額を見込んで、

 それを12等分して毎月の積み立てをして 
 いくということが大変重要です。

 上記の税金に加え、消費税の課税事業者
 である方については、消費税の納税も
 発生してきますので、

 そういった点にも要注意であると言える
 でしょう。


■そして、ここからが今日の本題なのですが、
 12月までの利益の着地を予想し、

 大体の税額を把握できたら、その次は来たる
 べきタイミングで納税をする必要がある
 というところです。

 その中で、最初に納期限が来るものが
 所得税であり、
 
 この納期限が翌年の3月15日となります。


■翌年3月15日に来る所得税については、

 今年の12月までの所得によって
 かかってくるものになりますので、

 納税額が大きくて、その税額を準備する
 必要がある際には、

 翌年に入ってこの3月15日までに何とか
 売上を立てて、その納税資金を
 手元にプールしておく

 ということが大変重要です。

 


■12月までの売上や利益については、
 翌年に来る納税に反映してしまうため、

 これを超えて3月15日までの納期限までに
 売上を極力作っていくということは
 納税において大変重要な視点ですので、

 そのような視点を持ち、納税の準備をする
 ことも、有用な一手ではないでしょうか。

 ということで今日は、来たるべき税金に
 備えた最終的に納税資金を準備する方法
 について見てまいりました。


■上述したように消費税なども絡んでくると 
 大きな税額となりがちですので、

 そういった点に十分注意をして、
 納税の準備を心掛けるようにしたい
 ものですね。


------------------


《本日の微粒子企業の心構え》


・個人事業主については、

 所得税や住民税、個人事業税、消費税のほか
 国民健康保険料もかかってくるということは
 把握しておきたいものである。


・それぞれの納税については昨年の3月15日
 から順次その納期限が来るものであるが、

 その納税資金を準備することは大変重要
 であると言える。


・納税に関しては基本的に今年の所得に
 対してかかってくるものであるため、

 翌年に入ってから、最初に納期限が来る
 3月15日の所得税の納税に備えて、

 できるだけ売上と利益を作り、その納税資金
 を確保することは有用な一手である
 と言えるところ。

 そのような点を念頭に置いて、納税の準備
 を心掛けて、

 納税を突発的なイベントとしないように
 注意して、
 その納税対策を考えたいものである。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

 

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